ん…ここはどこ?
?「起きた?」
あなた『…誰?』
?「私は神です。」
あなた『…は?そんな事ありえるわけないでしょ?』
神「いや、それがありえるんだな。」
あなた『てかこの空間何?』
神「ここは天国だよ?」
あなた『え?あ…そっか私死んだんだ!!やった…!やっと死ねた…。』
神「ねぇ、なんか大事な事忘れて無い?」
あなた『は?』
神「あなたのお母さんのために生きるんじゃなかったの?」
あなた『そ、それはそうだけど…。この世界にはもううんざり!色が無い…色のありふれた世界に行きたい…。いや、生きたい!』
神「…。でもほんとにそれで良いの?いまなら間に合うよ?あなたの体はまだ残ってる。」
あなた『まぁ、あなたみたいな人には分からないでしょうね。。私の苦しみが。上から見下ろしてる人に、、』
神「(心の声…あ、神って認めてんじゃんw)分かるさ!僕だってそうだったから、、」
あなた『はぁ〜?』
神「神っさぁ、任期があって四年ごとに変わるんだよ。それで、僕は最年少で神になった…。そっから僕は友達にはかかわる事が一切出来ないようにされたり、お母さんもお父さんも僕が神なせいで殺されかけた…。」
あなた『でもあなたには色があるでしょ?』
神「い、色?」
あなた『そう、色だよ。人生は色で出来ている。悲しい時は青、嬉しい時はオレンジ、怒った時は赤とかさぁ。あるでしょ?でもね、私には色が無いの。何もかもどうでもいいの。興味が無いの。』
神「つ、辛かったんだね。」
あなた『だから、色(心)が無いのに辛いもなにもないでしょって!自分の気持ちが分からない…。どんな風に思ってるかどんな風に感じてるか分からないの…。』
神「そっか…。じゃぁ、あなたはどうしたい?」
あなた『へ?…。わ、私は…私の見た事の無い色が見たい!!!』
神「わ、分かった。じゃぁ、あなたには僕のヒーローアカデミアの世界に行ってもらうね?今人数不足なんだよ…。」
あなた『(はなちゃんと仲良かった時に好きだったアニメだ…。)分かった…』
神「個性は自然と細胞活性だよ。色々試してみて。赤ちゃんの時からスタートだよ?あなたの人生を染めてくれる人が必ずいるはず。それとあなたの黒い記憶。僕が預かっておくね。…さぁ、行っておいで…」
あなた『ま、待って!!私がそんな強個性をもらって生きちゃだめ!!私には価値が無いのだから……………』
そして私はトリップした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。