どうもこんにちは。美空です…。
突然ですが皆さん。
色ってなんだと思いますか?
私は色を知らないで生きてきた。
人は何色にもなれる。でも私には色が塗られなかった。
何色にもならず、真っ白な世界で一人で必死に戦ってきた。
父は権力だけは持っていて政治家だ。
けれど上辺面だけ良くて、家ではストレスを私で発散する。
そう、私は道具にすぎないのだ。
でも、そんな中で私は母だけは信じれた。
辛くなった時、いつも側にいてくれたのは母だけだった。
母が私の救いだった。母がいるだけで幸せだった、、
なのに……あの時父が殺した。。
私は全部見ていた、。
あの日私の最愛の人が殺される一部始終を。
母は命日の日、私を守るため、父に怒りをぶつけてくれた。
そしてそのまま逆ギレした父が……
母は最後の最後まで私を大切にして戦ってくれた。
だから母のために生きると誓った。
そして母が殺された後その光景を見ていた私が父にみつかり、父に殺されそうになって必死で屋敷を出た。
そして、交番まで息が出来ないくらいに走って助けを求め、父が母を殺した事を言った。
父は捕まった。
『これで楽になれる…。』って思ってた。
それなのに私は犯罪者の子供って事で仲良しのみきちゃん、なごかちゃん、はなちゃんには普通に避けられ、屋敷にはスプレーで家はめちゃくちゃ…
犯罪者の子供だとか、クソ人間だとか…
でもね、もう当たり前過ぎて何もかもどうでも良いんだよね。
いじめられようが、避けられようが、笑われようが…。
何もかもどうでも良いんだよね。
興味無いからさ…
私はこの時から色を忘れた。
そもそもこの世界に色など存在するのか。
色ってなんだろう?
こんな世界なら
いっそ
消えてしまいたい…
私の生きる理由ももう忘れた。
その時、ある名案が私の頭の中でよぎった
あ、!
そうだよ。死ねば良いんだ…
そうやって私はこの世界の幕を閉じた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!