あなたの下の名前side
今日も色々あったなぁ…
思い出すだけでニヤニヤしちゃう//
胡桃走ってどっか行っちゃった?患者さんのことかな?
記録しながら胡桃のこと待ってよ!
いっぱい話したいことあるし!
胡桃が指さした先にはなるせちゃんがいた。
急いで彼の元へ駆け寄ると松葉杖の彼は少し俯いて耳を赤く染まらせてた
いつも何か用事がある時はナースコールを鳴らしてあたしの事を呼ぶのに…何かあったのかな
あたし達は彼の部屋へ戻ることに
その間は一言も言葉を交わすことはなく、彼は少し俯いたままだった
彼はなかなかあたしと目を合わせてくれない…
ちょっとまって…彼は何を言ってるの?…
あたしの聞き間違い??…それとも夢…?
彼につねられたほっぺが熱くジンジンするけどそれすらも愛おしくて、大好きな笑顔が目の前にあって…ほんとにあたし、なるせちゃんの彼女になったんだって実感させられた
あたしがしたかったお願い…
あれ、、、返事がない…引かちゃったかな…恥ずかしくて顔見れないや…
ギュッ…
ギュッと彼の力に負けないくらい強く抱き締め返した
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。