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第40話

アリサの更なる辛い過去
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2025/05/04 09:47 更新
ジバニャン
ジバニャン
と、とりあえず安心ニャン…
百瀬アリサ
百瀬アリサ
ん? 安心…?
ジバニャン
ジバニャン
な、何でもないニャン!


















































































そう言ってジバニャンはオロチとキュウビの

手を引いて一旦アリサと距離を取る。








































































ジバニャン
ジバニャン
聞いたニャン? アリサちゃん、
妖怪でも恋愛対象になるって
言ってたニャン!
キュウビ
キュウビ
と、とりあえず安心したよ。
流石に恋愛対象外って言われたら
諦めようと思っていた
オロチ
オロチ
ジバニャン
ジバニャン
諦める事はないニャン!
《オレっちはぶっちゃけ
オロチを応援したいけど、
あくまでもアリサちゃんが
どうしたいかニャンね…》
キュウビ
キュウビ
それにしても、アリサは
あんなに魅力的なのに
誰か男子に言い寄られた事は
1度もないのかい?
ジバニャン
ジバニャン
妖怪からは既にモテモテニャン!
アリサちゃんはそれに全然
気付いてないみたいニャンけど…
オロチ
オロチ
妖怪ではなく、人間に
言い寄られた事はないのか?
ジバニャン
ジバニャン
それはオレっちも…
百瀬アリサ
百瀬アリサ
ねぇ、何話してるの?
オロチ/キュウビ
っ!?
ジバニャン
ジバニャン
ニャーーーッ!?
びっくりしたニャン!












































































話していると、離れていたはずのアリサが

いつの間にか至近距離に来ていて

ジバニャン達は驚いていた。



















































































































百瀬アリサ
百瀬アリサ
ご、ごめん…別に
驚かせるつもりは
なかったんだけど…
ジバニャン
ジバニャン
それはいいニャンけど、
どうかしたニャン?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
その…さっきジバニャンが
何であんな質問してきたのか
気になって…
ジバニャン
ジバニャン
ニャ? 妖怪は恋愛対象に
なるかって聞いた事ニャン?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
うん、それ
ジバニャン
ジバニャン
そんなの、気になるからに
決まってるニャンよ!
百瀬アリサ
百瀬アリサ
そ、そう…































































































































ジバニャン
ジバニャン
それならもう1度聞くニャン。
アリサちゃんにとっては、
妖怪は恋愛対象になるニャン?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
さっきも言ったけど、私は
無しじゃないって思ってる
オロチ/キュウビ
…!
ジバニャン
ジバニャン
それはどうしてニャン?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
そんなの決まってる



































































































































































百瀬アリサ
百瀬アリサ
人間とか妖怪とか関係ない。
大切なのは、お互いの気持ち。
お互いがどうしたいかだよ
オロチ
オロチ
互いの…
キュウビ
キュウビ
気持ち…
百瀬アリサ
百瀬アリサ
それにね、私この間見たの。
コマさん達と一緒に街を
歩いている時にね? 手を繋いで
幸せそうに歩いている
カップルを偶然見たんだけど…
ジバニャン
ジバニャン
けど…?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
彼女、妖怪だったよ
ジバニャン
ジバニャン
ニャニャ? 人間と妖怪の
カップルが居たニャン?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
うん。彼が彼女の正体に
気付いているかまでは
わからなかったけどね?
だけど、私には2人が
凄く幸せそうに見えた。
人間と妖怪っていう
存在の違いを超えた愛が
2人にはあるんだなって…





























































そう話すアリサの表情はとても

柔らかなものだった。






















































































キュウビ
キュウビ
アリサのように元々
妖怪が見える体質の人間も
たまに存在するからね
百瀬アリサ
百瀬アリサ
愛にも色々な形があるんだね。
素敵だなって私は思うよ
ジバニャン
ジバニャン
そうニャンね!
百瀬アリサ
百瀬アリサ
まあ、生まれてから1度も
恋人が出来た事のない私が
言っても説得力ないか…
オロチ
オロチ
百瀬アリサ
百瀬アリサ
…? どうしたのオロチ?
オロチ
オロチ
…アリサには居ないのか?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
えっ…?
オロチ
オロチ
お前に言い寄ってきた
男は居なかったのか?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
…居ると思う?
オロチ
オロチ
居てもおかしくないと思うが…
キュウビ
キュウビ
そうだね
ジバニャン
ジバニャン
オレっちもそう思うニャン!





























































































百瀬アリサ
百瀬アリサ
ハズレ。私にそんな相手なんて
居るわけない。恐らく、
私には一生現れない…
ジバニャン
ジバニャン
《いや、目の前に居るニャン。
アリサちゃんに好意を寄せてる
相手なら、すぐ目の前に…。
それも2人、それも妖魔界の
2大スターから…》
百瀬アリサ
百瀬アリサ
アズサは何度か男子に
呼び出されてたけど、
アズサは全て断ってた。
…アズサが亡くなるまで
恋人が出来なかったのは
私のせい…なの…
オロチ
オロチ
どういう意味だ?



















































































































_____________________
































































































































男子生徒A
男子生徒A
お〜い! 百瀬アズサちゃ〜ん!
男子生徒B
男子生徒B
アズサちゃん、本当に
このクラスに居るのか?





































































ある日の事、アズサに想いを寄せている

男子2人がアリサ達のクラスにやってきた。

















































































百瀬アリサ
百瀬アリサ
何か用かな? 
男子生徒A
男子生徒A
げっ…アリサじゃん…
男子生徒B
男子生徒B
何でよりによって
妹の方なんだよ…
百瀬アリサ
百瀬アリサ
姉に何か用があるなら、
私が代わりに聞くけど…
男子生徒A
男子生徒A
は? お前に用はねーよ!
男子生徒B
男子生徒B
そうだそうだ! 早く
アズサちゃん呼べよ!
百瀬アリサ
百瀬アリサ









































































































男子2人がアリサを罵倒し続けていると…。









































































































































百瀬アズサ
百瀬アズサ
こっちも妹を平気で
罵倒するようなあんた達に
用はない! さっさと消えて!
百瀬アリサ
百瀬アリサ
ア、アズサ…?






























































































アズサは男子2人を追い返し…。
















































































































































_____________________































































































































































百瀬アリサ
百瀬アリサ
っ…
男子生徒A
男子生徒A
お前のせいでアズサちゃんに
振られたじゃねーかよ!
俺達の邪魔すんじゃねーよ!
男子生徒B
男子生徒B
出来損ないのポンコツが!
アズサちゃんと違って
お前は何も出来ないくせに!



























































































その後、アズサに振られた男子2人は

腹いせでアリサを呼び出し、アリサの体を

何度も殴ったり蹴ったりしていた。



































































































































百瀬アリサ
百瀬アリサ









































































しかし、既に感情が薄れていたアリサは

身動きがとれずにいた…。


























































































































野村ヒロキ
野村ヒロキ
お前達何してるんだ!
アリサから離れろ!





















































































































すると、そこにかつてアリサが

想いを寄せていたヒロキが現れ、

倒れているアリサの前に立ち塞がった。




































































































百瀬アリサ
百瀬アリサ
…ヒロ…キ…?
百瀬アズサ
百瀬アズサ
アリサッ!! しっかりしてっ!!







































































ヒロキの背後からは、アズサの姿も。



















































































































百瀬アリサ
百瀬アリサ
…アズサ…
野村ヒロキ
野村ヒロキ
女子を相手に男子2人で
卑怯だぞ!
百瀬アズサ
百瀬アズサ
ヒロキの言う通りだよ!
妹をこんな目に遭わせるような
あんた達なんて、私が
好きになるはずないでしょ?!



















































































そう言いながらアズサはアリサの体を

そっと支える。






































































































































野村ヒロキ
野村ヒロキ
まだアリサを傷付けるなら、
俺が相手になるけど?




































































































そしてヒロキの片手にはサッカーボール。








































































































男子生徒A
男子生徒A
お、おい…マズいぞ…。
ヒロキって確かサッカーが
めちゃくちゃ上手いんだよな?
男子生徒B
男子生徒B
とにかく逃げるぞ!











































































ヒロキに圧倒された2人は、そそくさと

逃げ去っていった。

















































































































































百瀬アズサ
百瀬アズサ
ありがとうヒロキ…。
おかげで助かったよ…
野村ヒロキ
野村ヒロキ
いいって事よ! 
アリサ、大丈夫か?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
う、うん…





























































ヒロキとアズサのおかげで、アリサの体は

大事には至らなかったのだった。






























































































































































_____________________























































































































ジバニャン
ジバニャン
酷い話ニャンね…
キュウビ
キュウビ
やれやれ。まさか今でも
女子に暴行する男子が
この世に存在するとはね
オロチ
オロチ
…アリサ。ソイツらは
今何処に居るかわかるか?
今からソイツらを…
百瀬アリサ
百瀬アリサ
だからそういうのいいって。
それに前にも言ったけど、
東京に住んでた頃の人達が
今どうしてるかなんて、
私にもわかんないよ…
オロチ
オロチ
む…そうだったな…
ジバニャン
ジバニャン
それでアズサちゃんはずっと
恋人が出来なかったニャン?
百瀬アリサ
百瀬アリサ
アズサったら…私の事なんか
気にせず、自由に恋愛すれば
良かったのに…























































































_____________________
































































































百瀬アズサ
百瀬アズサ
私がもし誰かと付き合って
結婚までしたら、アリサとも
義理の兄妹になる
百瀬アリサ
百瀬アリサ
そうだね
百瀬アズサ
百瀬アズサ
なら私は、アリサの事も
大切にしてくれる相手以外は
付き合ったりしない!
百瀬アリサ
百瀬アリサ
アズサ…

















































































































_____________________





































































































































































百瀬アリサ
百瀬アリサ
…アズサのバカッ…。
それで死んでしまったら、
もう2度と恋愛も結婚も
出来ないじゃん…




































































































生前のアズサの言葉を思い出し、

アリサの目から涙が溢れた…。

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