第37話

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2019/02/19 14:21
俺は涙をこらえることが出来なかった。
ステージに上がる前から泣いている俺達はファンから見ればだいぶ変かもしれない。
JB
JB
あー、この賞を取ることができてとても光栄です。
アガセの皆さん、メンバー、JYPのスタッフの方そして…あなたがいたからこそ取れた賞です。
あなたの名前が出た瞬間、ジェボムヒョンの目から涙が溢れた。
JB
JB
今っ…この、瞬間をっ、、共にすることが…出来なくって、悔しい…
嗚咽を漏らしながら吐き出したヒョンの思いは届いたのだろうか…?
会場からはジェボムヒョンを応援する声やGOT7を応援する声が聞こえた。
マーク
マーク
【この賞は、決してここにいる僕達だけのものではありません。これまで支えてきてくださった方々。アガセ…みんなのものです。もちろんあなたも、聞いてるんでしょ?あなたの居場所はあるんだよ】
マークヒョンは英語でコメントをした。静かに涙を流して…
ベムベム
ベムベム
【ヒョン達が、言いたいことは全て言ったので僕は短く、あなた早く戻ってきて】
ベムはタイ語で、
サラ
サラ
【この賞を取る事ができ、とても光栄に思っています。私達は何回も大きな壁にぶつかり、それを乗り越え、9人で頑張ってきました。それは、これまでも今からも変わりません。体は離れていても心は共に…あなた、、おかえり。】
サラヌナは日本語で言った。
ジャクソン
ジャクソン
【この賞は俺達、アガセ、スタッフの方たち…全ての人の努力の結晶です。これからも''9人''で努力していきます…これからもこのGOT7をよろしくお願いします】
ジャクソンヒョンが中国語で言ったところでスピーチは終わると思っていた。
しかしマイクは俺に渡された。
ユギョム
ユギョム
…今僕が言えることは少ないです。困っている時に手を差し出せなかった後悔は今も消えない。
、、っ戻ってきてよ。ずっと待ってる…。
アガセの皆さん、9人のメンバー、スタッフの方、友達…これまで関わってきた全ての人に感謝します。
僕達が話し終わった時、イヤモニからは泣き声が聞こえた。

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