第32話

再開
629
2019/01/16 15:27
あなた

はぁ、はぁ、はぁ、、

ユギョム
ユギョム
なんで逃げるの…?
走って逃げていたが、ユギョムは足が早くすぐに追いつかれてしまった。
ユギョム
ユギョム
あなた、、記憶喪失じゃなかったんだね…
あなた

ッツ、

ユギョム
ユギョム
あの後、あなたがいなくなったあと…僕、本当に後悔した。
あなたのこと、信じられなくて、今までずっと一緒にグループで活動してきた、親友なのに…
あなた

、、、グスッ

涙が溢れた。
私がいなくなってから、GOT7は1位になって、私がいない方がよかったんじゃないかという不安に押しつぶされそうになった。
ユギョム
ユギョム
初めて1位になった時、嬉しくなかった。
嬉しいはずなのに、なんにも嬉しくなかった。
あなた

…え?

ユギョム
ユギョム
ここにあなたがいないことが悲しくて、辛くて。
本当は、9人、、ジェボムヒョンとマークヒョンとジニョンヒョンとジャクソンヒョンとサラヌナとヨンジェヒョンとベムと僕…そしてあなたの9人であのステージにいるはずだったのに。
ユギョム
ユギョム
いたのは、イェウンだけ…嬉しそうに笑うあの子だけ。
メンバーは誰も笑ってなかった。みんな泣いてた…あなたに申し訳なくて、謝りたくて。
あなた

じゃあ、なんで!?

あなた

じゃあ、なんであのとき信じてくれなかったの…?
私がどれだけ苦しい思いをしても、信じてくれなかったの!?
ユギョムは、メンバーは信じてくれると思ってた。

ユギョム
ユギョム
ごめん…あなた。ごめんなさいっ!
ユギョムは泣きながら謝った。
せっかく綺麗にしたメイクが涙で崩れていく。
ユギョム
ユギョム
あなた…あなた戻ってきて、、もう誰もあなたのことをいじめる人はいない。
信じない人もいない、あなたがいないことがどれだけ辛いかみんなわかったから。
こんなこと、言える立場じゃないのは分かってる…でも、戻ってきて欲しい。
あなた

どうやって、信じればいいの?
最後まで私を信じてくれたのは、ジェボムオッパとマークオッパだけ…

マーク
マーク
あなた…あなたっ!!!
あなた

マークオッパ…?
どうして!?

マーク
マーク
ユギョムが遅いから、探しに来たんだ。
あなた、会いたかった、あなたがいないと俺達はダメみたいだ。
そう言ってマークオッパは私を抱きしめた。
あなた

マークオッパァ…グスッ、、

マーク
マーク
あなた、帰ってきてくれたの…?
あなた

、、、

マーク
マーク
今はまだいいよ…しっかり考えて、でもこれだけは知っていて欲しい。
みんなあなたを待ってる。
マークオッパの言葉を聞いて、私は涙が止まらなくなった。
マーク
マーク
GOT7の楽屋に来てみて?
あなた

…はい。

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