第78話

61話
4,446
2020/01/09 22:01
あなた

ふぅ〜。
やっぱ、我が家が1番サイコーだよ…
チカ…(´Д⊂グスン

さとみ
さとみ
ただいま〜
ななもり
ななもり
ただいま!
るぅころ
るぅころ
ただいま〜!
ジェル
ジェル
ただいま!
莉犬
莉犬
ただいま〜
あなた

(ヤバい、泣いてたのバレる!)
おかえり〜

さとみ
さとみ
あ、あなた!
ころん
ころん
あなた!おまえ!
俺らがどんなけ心配したかわかってんのか!?
鳴り響くころちゃんの怒り声
こんな声初めてだ
あなた

(うぅ、言いたいけど…)

ころん
ころん
おい!あなた!
無視するな!聞いてるだろ!
るぅと
るぅと
ころちゃん!
莉犬
莉犬
ころちゃん!
ころん
ころん
うるせー!
こっちがどんなけ心配したかわかってねーからだろ!あなたが!
ジェル
ジェル
ころん、もうやめとき!
あなた

(そんな…そんなに怒らなくても…)

ころん
ころん
だって…俺らが!心配したのわかってないんだもん!
俺、めちゃくちゃ今までにないくらい心配したのに…
ケロッと帰ってきて!おかしいだろ!
ななもり
ななもり
ころん!もういいかげ…
あなた

ころちゃん!やめて!
私だって、こっちだって、大変なの!!
お兄ちゃんたちに迷惑かけたことくらいわかってるの!
だけど、こっちは人の命かかってんの!
なにも知らないくせに言わないで!

心の今までたまってた思いが爆発した
しーんと静まり返る
ころん
ころん
もう、知らねー!
心配なんてしねーからな!
バンとドアを閉める音
ななもり
ななもり
あなた…あの、実は…
あなた

どうせ、私を責めるんでしょう!みんなで!

ななもり
ななもり
ちがう、あなた!
きけっt…
あなた

もう、ほっといて!
やめて!

私は急いで階段をあがり部屋へ入って布団に潜り込んだ
なーくんまでに反抗する必要なかったのに…
あなた

はぁ〜

コンコン
あなた

誰?

さとみ
さとみ
俺だよ!あなた!
俺の部屋来いよ!
あなた

嫌だ…

さとみ
さとみ
ちょっとでいいから…な?
あなた

わかった…

さとみくんの部屋
さとみ
さとみ
あなた?
あなた

ん?

さとみ
さとみ
おまえ俺らに隠してることあるだろ?
教えてくれない?俺だけに…
あなた

いいたくないの、ごめん

さとみ
さとみ
何で?
あなた

だっt…きゃっ

さとみ
さとみ
ぎゅ(o´・_・)っ
さとみくんが後ろからハグしてきた
あなた

??

温かくて目頭が熱くなってきた
さとみ
さとみ
俺には何でも言えよ。あなた。(耳元
あなた

うっ…

さとみ
さとみ
泣きたかったら泣けよ。ためんな…
2人だけのヒミツにしてやるから
あなた

。:゚(;´∩`;)゚:。。:゚(;´∩`;)゚:。。:゚(;´∩`;)゚:。。:゚(;´∩`;)゚:。。:゚(;´∩`;)゚:。。:゚(;´∩`;)゚:。

あなた

もう、嫌だ〜
悲しいよ〜さとにぃ〜

さとみ
さとみ
大丈夫大丈夫。
よくやったな。あなた。
そう言ってさとみくんはずっと私の頭をなでてくれている
私は全部話した
朝の電話のこと
チカが交通事故にあったこと
病院でとまってとチカママに言われてとまったこと
ころちゃんにあんなふうに言われてくやしかったこと
全部話した
さとみくんだから…
さとにぃはうなずいたり声をかけてくれたりして聞いてくれた
さとみ
さとみ
もうためずに俺を頼れよ。
俺がいつでも聞いてやる。
俺はどんなときでもあなたの味方だからな。
あなた

うん、ありがと!さとにぃ!

さとみ
さとみ
なーくんもころんも怒ってないから安心しな!
一人で寝れるか?
あなた

うん、寝れる!

さとみ
さとみ
わかった。おやすみな!
あなた

おやすみ!

そう言って私はさとみくんの部屋から出た

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