私の年越しはカウントダウン
マリウスが落ちたけど問題ないから一安心
みんなに、お年玉をあげ終わった
このあとみんなは休み
私は仕事
はぁ…
元旦なのに実家に帰れない辛さよ
「はぁ…」
輝祐「ため息つくなし…」
「だってなんで元旦なのに帰れないの」
輝祐「そんなの俺もだわ」
この人は同期
えっと〜…
あ、WESTの重岡担当だったかな
まぁ私の方が少し上ってことだ
「輝祐なにしてんの」
輝祐「重岡のスケジュールまとめて細かくチェック」
「ふーん」
輝祐「お前は?」
「全員のスケジュールまとめと確認と仕事キャッチ」
輝祐「頑張るね〜」
「今売れ込みしないと」
輝祐「セクゾは今だね」
「でしょ
ちゃんと聡も入れてるから」
輝祐「それは素晴らしい」
「でも帰りたい」
輝祐「結局はそこだな
シャワー使ってくれば」
「馬鹿か
今ここでリラックスしたら寝たくなるだろ」
輝祐「それも一理ある」
「あーーーー
ジャニーさーん。帰らせてー」
輝祐「そこジャニーさんなの?」
「知らない
でもトップでしょ」
輝祐「まぁ…」
ピコン
「なったよ
なんだ?彼女か?」
輝祐「俺じゃねぇし
いねぇし」
「はっ、可哀想な奴だな」
輝祐「殺されたいならそれ以上いってどうぞ」
「あ、親からだー」
輝祐「無視かよ」
「うわ…
風磨今うちの実家にいるよ」
輝祐「へぇ〜…
ってなんで」
「さー?
まぁ家族ぐるみで仲いいから」
輝祐「初耳」
「だろうな
…早く終わらせて帰るか」
輝祐「だな」
「彼女居ないのに」
輝祐「…💢」
ベシン
「いった」
輝祐「黙ってやれ」
はぁ…
帰りたい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。