『あの……誰ですか?』
そうだ、この人はきっと人違いしてるんだよ
🦁「え~!絶対僕知ってる人だよ!僕のこと知ってるでしょ?」
『い、いや………』
🦁「さて、問題ですッ!僕は誰でしょうかッ!」
いや、分からんのに問題もくそもなくね( ˙-˙ )
『ら、らいおんくん?』
🦁「ぶっぶ~!正解は~……」
🦁「きむてひょん でした~!」
いや、分かるわけないでしょ?
今あったばかりなのに……
『あの…私のことナンパしてるんですか……?』
🦁「え、違うよ?僕はね……女の子をナンパするんじゃなくて~」
🦁「女を釣りに来た♪」
………は?( ˙-˙ )
今この いけめんさん ……
いや、この 性格くそ男 は
ナンパという意識ではなく
女を釣りに来たんだってよ( ˙-˙ )
とんでもねぇやつだ( ˙-˙ )
『今私そういう気分じゃないです』
🦁「いや、別に君のことを食事に誘ったりするように近づいたわけじゃないよ」
『え?』
🦁「やっぱり……」
🦁「あんなこと言われたあとだから」
🦁「僕が怖いんでしょ?」
え、何この人。
私の心読めてたりする?( ˙-˙ )
『は、はい……少しだけ……』
🦁「はぁ……わかったから………」
あぁ、この性格はくそだけど顔が整ってるてひょんさんに飽きられたっぽいよね
🦁「今日は君だけのお悩み相談開いてあげるニコッ」
え……
そして私は気づいた時には
ファミレスにいて、てひょんさんと座っていた。
🦁「さてと………」
🦁「君の悩みは何?」
そう聞いてくる彼の顔はさっきとは全然ちがくて
優しい眼差しだった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。