“君の悩みはなに?“____
『あ、えと………』
🦁「うん?」
『失恋……しました………きっと……』
🦁「きっと……って笑笑」
『………笑わないでください……』
そういった私の目からは涙が溢れ出てきて、それに気づいたのか
🦁「あ~、ごめんごめんって笑笑」
そう言いながら親指で私の涙をふき取ってくれた。
🦁「んで?なんで失恋したって?」
『あ、あの………その………』
『私の好きだった人に彼女が出来たみたいで………』
そう私が言うと、腕を組んで深く座るてひょんさん。
🦁「彼女ね………」
🦁「んじゃあさ………」
🦁「僕達も付き合っちゃう?」
…………………え?
いやいやいや、なんであんなに自信気にいうの?え?
『あの……今日初めてあったのにそれは……』
🦁「え?だめ?僕の提案、そんなに変かな?」
いや、そんなにっていうか………
普通に変だよ( ˙-˙ )
🦁「でもそれじゃあ……」
🦁「君が苦しいだけだよ?」
“君が苦しいだけ“____
そんなの知ってるけど___
『でも、きっとてひょんさんと付き合っても私の気持ちはまだ………』
🦁「うん、そうなることも知ってる。でも……」
🦁「君には僕みたいになって欲しくないから」
そう言って自分のスマホを取り出し
🦁「ね!電話番号、交換しようよ!」
そう言い、私のスマホをとって連絡先を登録している。
『なんか……ごめんなさい……』
🦁「ううん、全然大丈夫!」
🦁「ずっと僕は君の味方になってあげるから」
そう言いながら私の頭を撫でてくれたてひょんさんはどこか優しく___
まるで私のことを懐かしむようだった__
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。