第32話

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2021/02/13 15:48



あれから2日後










俺の体調もすごぶる調子良くなり






ピンピンしていた。






そんなある日の夕方。俺はゲームに負けて









罰ゲームで近所のドンキへ買い物をしてると


達也
達也
あれ、



俺がうっすらだけど見えたのは




風見七虹香
風見七虹香
……




何故か、化粧品コーナーでアイライナーの前で








ジーっと立っている七虹香ちゃんがいた。




買うのかと思いきや








腕を伸ばしたり、引っ込めたりを








繰り返していた。









いや、どうしたどうしたww











すると、意を決したかのように







リキッドアイライナーをカゴに入れた。








なんか、一言で表すなら








「おもろい女の子」って感じ








あ、そだ。






この間のお礼したいし。






俺はそう思い、レジへ向かおうとしてる











七虹香ちゃんの元へ向かった。






達也
達也
七虹香ちゃん?
風見七虹香
風見七虹香
…あ!どうも、こんにちわ
達也
達也
こんにちわ






ちょっと作り笑いをされた。









あれ…?ひょっとして俺







苦手がられてるんか?w



風見七虹香
風見七虹香
あ!もう体調は大丈夫なんですか?
達也
達也
ええ、おかげさまで。
…あ、そうだ。お酒強い?弱い?
風見七虹香
風見七虹香
え…一応、強い方ですか…なぜ?





俺は、自分が住むマンションの屋上で








たまに一人で飲む時があった。





達也
達也
じゃ、屋上で飲まない?w




自分でも









お礼ならもっと他にあるやろって思ったけど







何故か、俺は自分の秘密基地を









七虹香ちゃんと向かおうとしていた。



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ガチャ






風見七虹香
風見七虹香
わぁ…すごい…
屋上なんて今時入れるんですね!
達也
達也
まぁ、たしかに。
今は禁止の所多いからな




俺と七虹香ちゃんはベンチのような所に座り






お酒を出した。




風見七虹香
風見七虹香
…そういえば、机の上にお金が置いてあったんですけど…
達也
達也
…あー!
風見七虹香
風見七虹香
あれは…田口さん…です、よね?




恐る恐る確認してきた。






達也
達也
あ、そうやで。
タクシー代とか、病院代とか
直接渡しても受け取ってもらえない気したから
風見七虹香
風見七虹香
…すみません…
達也
達也
いやいや、なんで謝んのww
風見七虹香
風見七虹香
達也
達也
…さっき化粧品コーナーのとこでなにしてたんww
風見七虹香
風見七虹香
へ?…あ、…いや、それはその…
達也
達也
風見七虹香
風見七虹香
わたし…極度の先端恐怖症で…ww
今まで、アイランは避けて通ってきたんですけど







それで…







どうりでいつ見てもナチュラルメイクなわけだ。

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