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雛垣「 仁花ちゃーん!空っぽのボトルないかな?」
谷地「 あ!あります!お願いしますっ 」
雛垣「 おけ 」
新しい雛鳥が殻を破りはじめていても
マネージャーは変わらず仕事をする。
あなたは空になったボトルにスポドリを補給するため
水飲み場にやってくると
白福と清水が同じくドリンクを作っていた。
白福「 あ、あなたちゃん〜 」
雛垣「 やっほう 」
清水「 どうあなたちゃん、烏野には慣れた?」
雛垣「 はい!仁花ちゃんがすごいサポートしてくれて本当に助かってます!!」
清水「 そっか、部員が迷惑かけてなさそうでよかった。仁花ちゃんも頑張ってくるてるんだね 」
雛垣「 仁花ちゃん様様です … 」
そんな会話をしながら3人並んでスポドリを作る
すると白福が突然声を上げた
白福「 あ、スポドリの粉も薄くないかも 」
雛垣「 え!?」
清水「 たしかもう一袋予備があった気がするけど … 」
雛垣「 このペースだと絶対足りない気がする 」
白福「 買いに行かなきゃなぁ 」
雛垣「 それ、私が買いに行ってこようか?」
思いもやらなかったあなたの提案に
2人はえ、と驚いてあなたを見る
本来ならば部活後に先生や監督達に買ってきてもらうのだが …
雛垣「 なくなったら大変だし、今私仁花ちゃんと2人でやってるから他の人より余裕はあると思う。
もちろん仁花ちゃんに聞いてみていいよって言われたらいくつもりだけど … 」
白福「 こっちはありがたい。あなたちゃんがいいならお願いしようかな〜 」
清水「 いいの?」
雛垣「 大丈夫ですいきます 」
ということであなたは谷地に事情を話し
烏野のことは任せてください!と言われ
マネと武田先生に買い出しに行くことを伝え商業施設に向かった。
そうして10分後、稲荷崎が試合をするため体育館に入ってきた時のことだった
侑が周りをキョロキョロ見渡しながらあることに気がつく。
侑「 あれ?あなたおらんやん 」
治「 なんやスポドリでも作っとるんちゃうん?」
侑「 そうなん?なあなあ、君今日あなたと一緒にマネやっとる烏野のマネージャーの子やんな?」
谷地「 ヒッ、は、はい …!!」(ビビってる)
侑「 あなたどこにあるか知らーん?」
谷地「 え、あ、あなたさんなら足りなくなったものの買い出しに出掛けてまして ……… 」
谷地がそう言いかけたところで
意外な人物達の低い声が重なった
北 / 繋心「「 … は?」」
谷地「 ヒィィ、す、スミマセンデシタ、、!!」
北「 買い出しにいったんはあなた1人か??」
谷地「 へ?あ、はい。今日は烏野だけマネが2人いるので私が行ってくると言って … 」
北「 あかん 」
侑「 き、北さん??」
繋心「 それどれくらい前だ!??」
谷地「 えっと、、10分前だったと思いますけど … 」
繋心「 マズイな … 」
北「 今すぐ行かんと間に合わへんかもしれん 」
治「 さっきから2人して何話してるんですか?」
そう話しかける治に
2人は珍しく焦った表情をしながら同時に言葉を発した
北 / 繋心「「 あなたが危ない 」」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。