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第1話

# 店に並んだスノードーム

学校帰り。今日はこの後何もないから少し遠回りしてみようと思った。

一緒に帰っている友達と別れた後、いつもとは違う道へ向かった。




それが始まり。


あの時、いつもの道を通っていたらきっと彼には出会えなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私が違う道を歩いていると、道がまた二つに分かれていた。
右へ行けば私の家…
左には、少し進んだところに家があった。
少し大きいオシャレな家。






でも、普通の家ではない…

表札があるようなところに小さな看板がかかってあった。
文字が小さくて見えない…

私は、綺麗な家に一歩近づいた…








すると、途端に綺麗な粉が舞った。
銉野
銉野
な…なにこれ…
今は冬。
雪が降るなんて、ここでは全然珍しいことではない。
むしろ、ここ最近雪が降り続けていたから急に降ってきても驚いたりはしない。

でも、今回驚いたのは粉雪が降ってたのがここだけだったからだ。
この道を一歩下がると雪は降ってない。空も綺麗な青空が広がる。

でも、道に一歩入ると綺麗な雪が落ちて溶けていく。
不思議に思いながらも綺麗な家に近づいていき、先ほどは見えなかった看板の前まで来た。
銉野
銉野
…なんて書いてあるんだろ…
そこには綺麗な筆記体で英語…?が書かれていた。





Poudreuse・chateau
店の名前かな…

なんの店かわからなかったが、とりあえず入ってみることにした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




カランコロン






水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
あ、いらっしゃいませ〜
銉野
銉野
あの…ここってなんのお店なんですか?
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
あれ?表に書いてなかった?
ここはね、スノードームの店なんだよ。作ったりもできる。
銉野
銉野
す…スノードームですか?
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
うん。
もしかして…興味あったりする?
銉野
銉野
はい!! 
私スノードーム集めてて。
一回自分で作ってみたいと思ってたんです。
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
なるほどね。じゃああいつに聞いてみるといいよ。
実を言うと俺よりあいつの方がたくさんスノードーム作ってるから。


そう言って指差したのは若い男の人。

あ、先約いたんだ…気づかなかった(^◇^;)
でも、言われた通り私はその若い男の人の隣に座った。
銉野
銉野
あの…
なに?

そう言って男の人は顔を上げた。
途端、時間が止まったような感覚を覚えた。
目の前の人がすごく綺麗だったから。



整った顔でこっちを見上げてくる。

その顔立ちは誰かに似てる気がした…けど…





誰なんだろう。
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
なぁ山田、今の聞いてただろ?
この可愛子ちゃんに教えたってよ。
山田涼介
山田涼介
あー…はいはい。
銉野
銉野
山田って…あの山田涼介さんですか?!


はい


ようやく思い出しました!
どこかで見たことあるなと思ったら、この方テレビでよく見る山田涼介さんでした。


有名人がこんなところ来て大丈夫なのか…
山田涼介
山田涼介
Hey!Say!JUMPの山田涼介です。
…君名前は?
銉野
銉野
…銉野あなたです。
山田涼介
山田涼介
あなたね。スノードーム好きなんだっけ?
教えてあげるからこっちおいで。
銉野
銉野
は…はい


そう言って山田さんは綺麗な箱の中に可愛い飾りがたくさん置いてある所で止まった。
山田涼介
山田涼介
じゃあここから好きな飾り選んで。
銉野
銉野
あ…じゃあこれで。
山田涼介
山田涼介
んじゃあ、それをボンドでここに貼り付けて。
キラキラはどれがいい?
銉野
銉野
あ、これ可愛い💕
山田涼介
山田涼介
笑笑
じゃあこれにするよ?
銉野
銉野
はい!!
ありがとうございます!
山田涼介
山田涼介
ん。
あとは、特殊な液体を入れるんだけど面倒だからやっといて


そう言って山田さんは店長らしき方にスノードームを渡した。
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
俺がするの?笑笑
山田涼介
山田涼介
お前の店じゃん
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
まぁそうだけど
銉野
銉野
…?
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
あ、申し遅れたね。
俺はここの店長の水樹 蒼唯。
よろしくねあなたちゃん。
で、こいつ山田涼介はここの常連で俺の友達なんだ。
山田涼介
山田涼介
毎日来てるわけじゃねーけどな
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
毎日来てたらビックリだわ笑笑
てことでまー液体入れるから待っててくれる?
銉野
銉野
あ…はい分かりました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
お待たせ!出来たよ。
銉野
銉野
わぁ綺麗〜✨
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
実はこれね、下にあるボタンを押すと
キラキラが舞っている間だけ音楽が流れる仕組みになっているんだ。


〜♪〜♪
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
なんの曲か分かる?
銉野
銉野
…私のお気に入り…?
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
そう!よくわかったね
銉野
銉野
この曲好きなんです。
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
そうなんだ。俺もこれ好きなんだよね〜
山田涼介
山田涼介
俺がチョイスした。
銉野
銉野
そうなんですか?
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
そう。ここに置いてあるスノードームの8割
山田が作ったやつだからね。
銉野
銉野
へぇ〜

そう言ってスノードームの並んでいる棚へ向かった。

そこには、季節やイベントなどをイメージしたスノードームがたくさん置いてあった。
銉野
銉野
(この中の8割を山田さんが作ったんだ…)

どれも綺麗で、細かい材料も多くある。

これを見た人は作った人がとても器用なんだと一発で分かる作品だ。
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
この店には、オリジナルを作る人もいれば
こういうのを買っていく人もいるんだ。
銉野
銉野
あ…お金!
私はスノードームを作ったお代を聞こうとすると水樹さんは笑って言った。
水樹   蒼唯
水樹 蒼唯
あ、いいのいいの。
うちではね、始めてきた人には一つプレゼントしてるんだ。
だから、今日はお金を頂かないよ。
銉野
銉野
そうですか…ありがとうございます。


私は、ただでもらったスノードームを見つめる。













帰り道は遠回りしたくなる……



この日を境に。