「少しお話しませんか」
『こんな一般人が大丈夫ですか?』
「…お気になさらずに」
『はい』
「覚えてますか?前」
『この前ぶつかってしm』
この光景
この返答
見た覚えがある
…夢だ
これで白羽さんは俺の事覚えてなくて
それで…それで…
『あのっ…』
『どうかしました?』
「あ、ごめんなさい」
「…俺の事なんのテレビで見ました?」
『…歌番組で』
「あー、」
「誰かのファンなんですか?」
『いえ、それは特に』
『…つけてみたらやってたので見ていたら深澤さんがいたので』
「じゃあぶつかってしまった時に」
「気づいてくれていたんですか?」
『…いやっ、その時は分かりませんでした』
「あっ、」
『…スSnowManさんっていいグループですよね』
『パフォーマンス素敵でしたニコ』
「ありがとうございます…!」
「連絡先交換しませんか?」
『…!』
『ぜひ』
「ありがとうございます」
雑談🧸⸒⸒
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!