___ 俺はマサイが好きだ。
気づいたのはそう遅くはなかった。
俺男を好きなのかーって、それくらいだけど。
ただ確信したのは割と最近だ。
もちろんそれには理由がある。
マ 「シールク!」 (( ギュッ
『おわっ、// んだよッ、!// 』
マ「なんでもー??」(( 携帯触り出す
そう、最近スキンシップが増えた。
俺もそれに対してドキドキしてる。
マサイはなんとも思ってないんだろうなぁ…
そう思っていた矢先のことだった。
マ「なぁ、シルク…」
『んぁ?どした?』(顔ちけぇ…//)
マ「今どんな気持ち…?」
…は?なに?こいつ俺の心読み取れんの?
俺が顔に出すぎなの?
『んだよ急に。』
マ「…俺さ、シルクのこと好きっぽいんだよね」
そう言って俺の肩に顔を埋めるマサイ。
…嘘だろ…。
こーゆーのは叶わないもんだろ?
一生隠し続けようと思ったのに…
マ「え、ちょッ、!泣いてんの?!なんで!」
『わ、かんねぇッ、』
自分でも知らない間に涙がこぼれ落ちたみたいで。
マ「やっぱ嫌だったよな!ごめん!忘れ…」
『嫌じゃねぇ!!!…嫌じゃねぇからッ、/』
1度ではじめた言葉は流れ続ける涙のように溢れ出てきた。
止まることをを知らない、遠慮もない言葉が、
想いが。
『俺もマサイのことが好きだ…ッ、!』
『かもじゃなくて、絶対絶対好きで…ッ』
『最近毎日お前のことしか考えられなくてッ、』
『でもッ、「シルク、もういいよ。ありがと。」
俺の言葉が終わる前にマサイは正面からもういちど抱きしめ直してくれた。
温かさに、マサイの香りに、さらに涙が溢れて。
マ「すきだよ、シルク。」
『おれ、もッ、//』
これからはメンバーであり恋人になりそうです((
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!