それから僕はずっずっと泣き続けて気付けば寝ていた
そして起きると半日も寝てしまっていた
それでお兄ちゃんの家に帰ってそこを僕の家にして暮らしていた
遺品整理とかはお兄ちゃんの家族に任した
お葬式にも出た
それから2ヶ月後
お金が足りなくなってお金を稼ぐ方法を調べてて
援交に出会った
最初は痛かったが何回かする度段々慣れてきた
それで暇になったら「呪霊を殺せ」とお兄ちゃんに言われて
やってみた…面白かった
でも、するなら夜にしろって言われて夜にしてた
呪霊を殺すの楽しいのに
それでも何か足りなかった
お金も時間もあるのに何かが足りない
ずっと考え続けた
そしてお兄ちゃんの命日になってふと分かった
あぁ……お兄ちゃんが居ないからなんだって分かった
もう1回
もう1回でいいから……………………お兄ちゃんに会いたいな
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。