黒羽 魁斗 side
俺たちは幽霊。
それぞれ違った理由で第一の人生に
ピリオドを打った
そして幽霊として生き返り出会いを果たした
俺たち幽霊は人間からは見えないが、
物には触れることが出来、
俺たちが触った物はそのまま人間たちの目に映る
つまり幽霊現象(?)ならずフォルターガイストを
起こすことが安易にできるということ。
ざっと説明すれば今の俺の状況はそんな感じ
ぶっちゃけ幽霊になってから
天使が決めた?未練を果たさない限り
成仏することが出来ない。
でも未練なんて見当たらない。
毎日退屈すぎる
仁はチョークで文字だらけにされた黒板を見る
堂々と人間の横を通り過ぎ、黒板消しを手に持つ
何度も言っている通り俺たちの姿は見えないが
俺たちが触ったものはそのまま人間たちの目に映る
ゆっくりと黒板消しを持ち上げる
そして、俺は左から。
仁は右からチョークを消していく
生徒がパニックに陥る中、先生は何事もないように
授業を再開しよと、黒板に文字を書き始めるが…
仁がピンポイントでその文字を消していく
流石に恐怖を感じたのか後ずさる先生
ドタドタドタドタドタドタ…
この時。俺の体の中で今まで感じたことの無い
快感が押し寄せていた。なにこれ…
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多分順番が変かも…ごめんなさいっ💦
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。