第48話

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2021/02/08 13:33
相変わらず男子たちの人気は変わってなかった

だけど、私たち女子2人の悪口を言う人は

明らかに減っていた。

言うにしても悪口では無くて
“あなたさんって凄い”
とか
“私も見習わないと”
なんて言われていて、

私たちが憧れの存在?

みたいになっていた...

驚いたから思い切って聞いてみれば
「京本先輩が悪口言ってる人たちに注意喚起したらしいです!」


『京本先輩ねぇー。』


「はい!」


『教えてくれてありがとう!』


「いえいえ!」
大我がそこまで...

そりゃそっか、

彼女が襲われそうになったんだもんね。
『そこまでしても可笑しくないか...』
って、独り言を言っていれば

騒がしくなる廊下

何かと思えば私のクラスと隣のクラス
『どうしたんんだろう。』
まず、自分の教室を覗けば
『北斗?』
集まっているのは多分、北斗の席らへん。

何かあったのかと思って見渡せば

みんなの手には小さな箱。

私には分からなかったけど

スマホを見ればその日付は2/14と記されている。
『2月14日...あッ、バレンタイン。』
そういうことか、

って、!もしかして、全員北斗目当て?!

ちょっとだけ見えた北斗の顔は

頬を緩ませてみんなに笑顔で応えている。
『彼女は私なんじゃないの?(ボソッ』
誰にも聞こえないはずなのに、
「嫉妬か?笑」


『えっ、!』
そこには同じクラスの樹が居た。
『樹...』


樹「お前の彼氏はモテモテだな笑」


『樹だってモテんじゃん。』
ちょっと嫌味っぽく言えば
樹「だってモテんじゃん笑」
その言葉に返事をしようと思ったら、
「あ!樹先輩〜!」


樹「あッ、やべぇ。」


『は、はぁ?!』
そう言って樹は私の腕を掴んでどこかへ走って逃げた。
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3年生でのクラス分け

・あなた 北斗 樹


・髙地 ジェシー 慎太郎


・大我 愛








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