『ハァ~ハァ~』
何回手に息を吹きかけただろうか。
約束の時間になっても北斗は来てくれなかった。
だけど私はどこからこんな思いが湧いてきたのかは分からないけど、
“北斗は絶対に来てくれる。”
そんな思いを持ちながらずっと待っていた。
そんな考えをしていた私がバカだった。
大我みたいに北斗も私のこと嫌いになったんだ...
そう思っていたら、
目の前に身長の高い男性が2人。
男1「ねぇーねぇーお姉ちゃん1人?」
『何ですか。』
男2「おー気の強い子かな?」
男1「そんな子、俺の大好物(ニヤッ」
ニヤけた顔を見て寒気がした。
隙を見て逃げようとしたけど
冷えた体が言うことを聞いてくれず
立った瞬間、男の方に倒れてしまった。
男1「おおっと!」
男2「なになに?もしかして立てれないの?」
男1「それは大変だね〜」
男2「俺たちがお世話してあげるからね〜!」
『いやッ!』
男1「おい、暴れんなよ〜!」
男2「お姉ちゃん綺麗なんだから〜」
逃げたいのに、
叫んで助けを求めたいのに、
寒くて、怖くて、
何も出来なかった。
それから男たちは私を連れて路地裏に...
その後は襲われて、
男の人の力に勝てる訳もなく、
最後には私の中に男たちの液体が放たれてしまった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。