大「あのさ、あなたのことなんだけど...」
樹「なに?大我があなたの話するなんて笑」
慎「明日なんか起こる?!笑」
ジ「マジで起こったりしちゃって!笑」
大「真剣なんだ。」
ジ「え、あっ、ごめん。」
慎「ごめん。」
北「で、何があったの?」
大「昨日、放課後なんだけど、」
髙「うん。」
大「教室に忘れ物取りに行ったの、」
愛「行ったね、」
大「その時にあなたが居たんだ。」
樹「それがどうしたの?」
大「俺、覗くつもりはなかったんだけど、
凄い真剣に見てるから何かと思って見ちゃったんだ。」
髙「うん。」
大「そしたら、あいつ、母子手帳持ってたんだ。」
北「は、?」
樹「それって...」
ジ「え、それってヤバいんじゃね?」
慎「妊娠してんの?」
髙「お腹大きいって言ってたのってそれなんじゃ...」
愛「あのさ、もしかしてなんだけど、」
大「ん?」
愛「私たちがクリスマスにデートした時に、
あなたが男の人に連れてかれてるところ、」
樹「あぁ、なんか言ってたね〜」
愛「それが原因何じゃないかな?」
北「でもそれが1番有り得るかもしれない。」
髙「北斗になんか連絡しそうだけど。」
ジ「え、でもお前変えたよね?」
慎「そうじゃん!」
樹「だからか、」
北「え、俺、守れなかったってこと...?」
大「もしかしたら、そうかもしれないね。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。