第6話

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2020/12/23 14:11
俺はあなたの気持ちを知っている。

俺しか知らないからみんなふざけて言っていることも

あなたにはそれが一種の暴力にもなる。

俺は早く皆に気持ちを知っていてもらった方がいいんじゃないかと思っているけど、

本人は言ってしまうと皆の雰囲気が変わってしまう。

っと言って一向に言おうとしない。


そして、ついにあなたに限界が来てしまった。

愛ちゃんも愛ちゃんで、

京本の気持ちに気づいてないみたいだし、

あなたの気持ちも知らない。

だから軽く京本との約束の話ができるのだろう。



北「あなた?大丈夫?」



声をかけてみても返事は無し。

隣にいた樹はその光景に不信感を抱いたみたいで、



樹「あなたなんかあった?」


北「いや、無いと思う。」


樹「でも今、」


北「多分、寝不足だからボーッとしてんじゃない?」



自分でも上手くごまかせたと思う。

だけどいきなりあなたは弁当を片付けて戻って行ってしまった。

俺は心配になって、



北「悪い、俺も用事思い出してちょっと戻るわ。」



っと嘘をつき

あなたの後を追った。







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