あなたの家庭の話を聞いて、
みんながしんみりした雰囲気になったところで
ある女が屋上に入ってきた。
顔を見り限り誰もその女を知らなそう。
でもその女は俺たちに近ずいてきて、
「貴方が愛さん?」
愛「はい。」
「あなたって子に感謝しなさいよ?」
愛「はい?」
「まぁ、貴女だけじゃなくて皆もだけどね?笑」
そう言ってその女は戻って行った。
樹「誰か知ってる?」
樹が聞くもやっぱり誰も知らないみたい。
大「愛も知らないの?」
愛「初めて見た。」
大「なんか怖いね。」
愛「うん。」
大「今日からは、いつも以上に俺から離れないでね?」
愛「そうする。」
大「ちゃんと俺が守るから。」
愛「ありがとう。」
この女が酷い人だなんて誰も思いもしずに、
俺たちはあの女を危険視するだけだった。
クリスマスのあの日。
私はなんとか家まで帰ることが出来て、
急いでお風呂に入って洗い流した。
でもそれから嫌なことが的中した。
『生理が来ない。』
もしかして...
私は親に内緒で病院に行き検査してもらった。
結果は思いを裏切り
医「妊娠しています。
お父さんは誰か分かりますか?」
『分かりません...』
医「そうですか...」
その後に妊娠するとどんなことが起きるのか。
どんなことに気をつければいいのか、
等と色んなことを話されたが
そんな話も入ってこないくらい
私の頭の中は真っ白だった。
『助けてよ誰か...』
♡5で更新
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。