その日から2人は一緒にいれば私の傍を離ず
北斗も大我も手を繋いだり
できることは何でもするくらい
愛をもらった。
でも、考えてみれば最後に決めるのは私なんだよね。
大「あなた〜!」
『あ、大我』
大「ねぇ〜今日一緒にご飯食べよ?」
『いいけど...』
大「んふふ〜やった!」
『喜んでもらって良かったです笑』
大「あなたと一緒に入れるだけでも嬉しいんだもん!」
『へ〜』
大「ちょっと!置いてかないで!」
『ふふっ笑』
その日も、その次の日も、
昼は大我と食べるようになった。
大「今日も弁当なの?」
『まぁ?』
大「今度から俺の分も作ってきてよ!」
『いいけど...』
大「え!マジで?!」
『大我が言ったんでしょ?笑』
大「いや、断られる前提で言ったから...」
『言ってみるもんだね?笑』
大「うん!」
『愛の時よりも重いわ笑』
大「今はあなた!」
『はいはい、そうですね〜』
大「俺は追いかけたいタイプだから!」
『確かに愛の時も追いかけてたもんね?』
大「ねぇ、もう愛の名前出さないでよ。」
『傷ついてる笑』
大「あなたってS?」
『どうなんだろうね?』
大「あなたは罪な女だ、」
『いいのか、悪いのか分かんないけど、』
大「俺にとっては良いけど、
周りのことまで考えると悪い。」
『面倒臭いやつじゃん!笑』
こうして次の日から私は自分の分と大我の分のお弁当を作るようになった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。