なぁ、何で弥生はいつも笑ってんだよ。
辛いなら、泣けばいいのに。
やっと、思い出した。全部そして弥生あなたのことを。
~入学式の翌日~
笑顔が眩しい子だな。
名前、聞けないかな。
その日は、結局聞けず1学年違うから、
全くと言っていいほど会わなかった。
友達から、その子の名前を聞いたのが
弥生 あなた
~現在~
連絡先聞くの忘れてた。
今日、来るか?
ガラッ。
弥生は、自分のこと全然話さなかった。。。
何で…………?
その眩しい笑顔をもう一度見たくて……
ずっと、探してた。
やっと見つけた。
全部思い出したんだ………
私のこと、覚えててくれたの?
だって、俺の……初恋で一目惚れだから。
2年越しの告白。
やっと言えた。
嬉しい。
嬉しすぎて泣きそう。
でも、泣いたら困らせちゃうよね。
家で沢山泣こう。
それまでは我慢我慢。
END
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。