第10話

潔子先輩の優しさ。

猫又監督の言葉が頭の中で廻っていた。
私
立ち止まってる……か…

少し考えたい。頭の中を整理しなきゃ。


体育館から出ようとした時
清水潔子
清水潔子
あなた。外に行くの?
私
あ、は、はい!少し暑くて、風に当たろうかと!
清水潔子
清水潔子
私も行っていい?
私
潔子先輩なら是非!
すぐ体育館の外には水飲み場とベンチがあった
清水潔子
清水潔子
ここに座ろっか
私
そうですね!

さっきの事、潔子先輩に相談してみようかな…
私
あのっ、潔子せ……
清水潔子
清水潔子
東京に行くの?
私
え?
清水潔子
清水潔子
あ…ごめんね。丁度武田先生に用事があって、そしたら話聞こえちゃった。
私
い、いえ!私今丁度相談しようと思ってました。
清水潔子
清水潔子
あなたなんか変わった
私
えっ……悪い方ですか…?
清水潔子
清水潔子
良い方にだよ?前までは相談なんてする考えなかったでしょ?

言われてみればそうだ…

人に相談すると言う考えはなかった。
私
そうですね…
清水潔子
清水潔子
相談。聞くよ?
私
私ッ、来週の週末東京に行こうと思ってます…けど、怖いんです…中学時代の旧友ともしも会ってしまったら、とか考えてしまって…
私
もしもの話なのは分かってるんです…
1人で東京へ行きます、もしもパニックになってしまった時…自分を制御出来るか分からないんです。
清水潔子
清水潔子
あなた…私着いていこうか?…
私
それはダメです!!潔子先輩はマネージャーです!バレー部の皆さんにとって大事な存在なんです!
清水潔子
清水潔子
あなただってそうだよ。私達にとって大事な人。大切な仲間。
私
潔子先輩。私頑張って行ってこようかな…
その一言だけでこんなに、勇気を貰えるなんて…まるで、魔法の言葉みたいです!
清水潔子
清水潔子
あなたが頑張ろうとしてるからだよ。
あと、バレー部の皆には私から言っておく。
私
潔子先輩ッ……ありがとうございます!
清水潔子
清水潔子
安心して行っておいでね。


潔子先輩みたいに私もいつか凛々しくなれたら良いな。