まさかの音駒バレー部用の合宿場があって
みんなでそこに泊まるそう…
「仲を深めるためー」と猫又監督が言っていたらしい
眠たかった頭がフル回転した…
私の頬を触りながら答えた
私は起き上がって背伸びをした
え、ガッツリ目を逸らされた……
笑顔の方がいい。か…
確かに、自然に笑うって事減ってたのかも。
烏野の時は、ドリンク作りとタオルの準備。
あと、ボール出し……
記録は潔子先輩がしてたからやり方知らない…
ボトルが置いてある方へ向かうと、みんな識別出来るデザイン。
さて、作りますかっ!
ボトルが入っているカゴごと持って水道へ。
シャカシャカシャカシャカ
一応4人分作り上げたけど、体力が本当にないっっ!
そう言いながら微笑んでいる
名前呼びはまだ慣れない……
___________
か、カゴが待ち上がりませんッッ!!
んー、少しずつボトルを運ぶ……?
でも、体育館の中ちょこちょこされても邪魔だよね…
やっぱり、、ここは気合いでっ……
なにこれ!!本当に水か?!
石入ってるでしょ!!!
体育館を覗いて誰かにヘルプを……
キョロキョロ
来て来てっと手招きをしてみる。
これこれ!とボトルが入ったカゴを指さす
持つ構えをとって、持てない事を教えようとしたら…
ま、ま、待ってっ?!
覆い被さるようになってるこの状況なにっ!
手をパッと離した鉄郎くん。
カゴの重みで前に倒れるっ…
私の体と、カゴをガシッと掴んでくれた…
えっ…待って……
片方の腕が私の胸に触れていたっ
カゴを持ちながら鉄郎くんは体育館へ歩いた
__________ラッキースケベじゃなくて狙ったスケベ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!