大橋くんと大吾くんと食事した次の日、大学の講義が終わりスマホを見ると1件のLINE
え…ほんとに?
慌てて入口まで走る。
そこには確かにスマホを見ながら立ってる恭平がいた。
『恭平、』
高橋「あ、お疲れ」
『どうしたの?』
高橋「…この前のこと気になって」
『え…』
高橋「俺泣かせるようなことした?あの人彼氏…?」
あの人…大吾くんのことだろう。
『恭平には関係ないよ』
高橋「最近どした?前はもっと笑ってたやん」
『それはっ、』
高橋「ケーキでもなんでも買うたるから笑え」
『ばか』
高橋「はぁ?」
『優しくしないでよ…』
高橋「なんて?」
『アホって言っただけ…!』
高橋「はぁぁ?せっかく駅前の新しいカフェ行こうって誘おうと思ってたんにそんなこと言うんや」
『行きませんから』
高橋「奢ってあげようと思ったのに?」
『…行く』
高橋「チョロ、笑」
『うるさい!』
やっぱり私はこの幼馴染に弱いらしい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。