第29話

chapter twenty-eight
505
2018/03/10 01:49
的場 舞月
うちらは、、、お、一年の説明だよ!・・・心遥?
七瀬 心遥
・・・
的場 舞月
こーはーるー!
七瀬 心遥
えっ?!なに?!
的場 舞月
ねぇ、大丈夫なの?顔色すごく悪いよ?
七瀬 心遥
あぁ、、大丈夫!
ほんとは、大丈夫なんかじゃないんだけどね
理由もわかってる。

なのに、解決しにいけないのは、、、、



私に勇気がないから。
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先生
第二回文化祭実行委員会を始めます。今日は、各クラスに前決めた班で行ってもらいます。
みんな
はーい
前の班ではないなら、、、悠人くんともなれるかも?!
そう思ってた私は甘かった。

あんなすぐに儚くこの考えは消えた──・・・
倉橋 夏帆
ゆーと!私と説明にいこうね!
楠野 悠人
え、それはみんなで決めるだろ
・・・?
倉橋 夏帆
もークラスごとのほうがわかりやす
よ!ですよね?七瀬せーんぱい?
七瀬 心遥
え、、、あ、うん。。。そうだね
わかってる。

この子が私になぜこういったかを。

私が同意すれば、悠人くんが何を言わないと思ったから。。

てか、、普通に呼び捨てだし。。

木之本 冬矢
ほんとにそれでいいの?
七瀬 心遥
え?
木之本 冬矢
なんか、顔暗いよ。
七瀬 心遥
そ、かな?
木之本くんは、なぜ気づくの。

いつもみたいに軽くいてよ・・・

なんで、木之本くんが先に気づくの?

なんで、悠人くんよりも速いの・・・
的場 舞月
ごめん!心遥と私まわっていい?
七瀬 心遥
むっちゃん。。
木之本 冬矢
いいよ。俺一人でいく。
的場 舞月
ありがとね!
七瀬 心遥
木之本くん。ありがとう
木之本 冬矢
うん。
クシャッと頭を撫でられる。

こーいうの、悠人くんにもされたかったかも
的場 舞月
ほら!みんな動いて!いくよー!
七瀬 心遥
あ、むっちゃんっ!
私の手を引き走るむっちゃん。

バスケ部速いよ・・・

帰宅部をまって、、、
的場 舞月
今きて思った。うちらどこ説明だ?
七瀬 心遥
おぉい。。。
的場 舞月
まってね、、、プリント見るから
七瀬 心遥
うん。ありがとう
いまごろ、悠人くんと倉橋さんはなにをしてるかな。

わらいながら、クラスを回ってるから。

お似合いカップルとか、言われてるのかな。。
ほんとに、、、どうしたらいいのかな
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そして、今に至るんだけど。。。
なんか、すごく手遅れ。

倉橋さんがすごい。

好きって気持ちが物凄くおおきいんだなって。

私は、彼女なのにあぁやって抱きつけないし。腕を組むことさえできないでいる。
こんなんじゃ、彼女失格だよね

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