バンッ───
床ドンからの耳元で、しかも甘いボイスでいわないでよ~・・・
無理って言えなくなるよ・・・
素朴な疑問も深いキスでかき消される。
部屋に響く水音。
うまく吸えない酸素。
目尻にたまる涙。
チュッ・・・チ、ュ・・・チュッ
深いキスが何度も続き、私の体力にも限界が訪れる。
一瞬、悠人くんの顔が険しくなり、私を苦しそうな顔で見つめてきた。
彼がなにをいっているのか私には理解が出来なかった。
でも、それ以上に
涙を流した彼に、なにも言えなかった・・・
そして、そっと私の首に顔を埋め、キスをし強く吸ってきた。
あ・・・キスマークつけられてるのか。。
と思ったけど、おかしなレベルに吸いすぎだと思う。
前にもつけられたことあるけど、そのときはもっと軽かった気がするし・・・
その後色んなところに跡をつけられ、いつのまにか眠っていた私に布団をかけた悠人くんは家に帰っていた。
また、最後までしないんだなぁ
なんてどんだけ変態なことかんがえてんだろ
でも、そんな考えがすぐに散るなんてしらなかった。
今日は、学校にテレビが来る。
“未成年の主張”
というテレビ名の。。。。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!