ねぇ
はい?
あんた、海人くんのなんなの?
幼なじみですけど……?
なに、自慢?
いえ、別に……
幼なじみだからって何?笑 まるで"私の海人くん"アピール?笑 まじ何様のつもり?
別にそんな訳じゃっ……!
ならさ。試合当日、来ないでよ
えっ……?
別にマネージャーは足りてるから笑 あんたが居なくたってやっていけるし
……
でも、弁当だけは作ってきて
え?
……私のものにするからっ
……
返事は?
わかりました……
《LINE》
先に帰るなんて珍しいねー いつも一緒に帰ってるのに!笑
今日はちょっと用事があったから!笑
そっか!じゃあ、また明日!
うん!おやすみ
次の日
おっはよー なんで先に行くんだよ笑 先に行くなら一言言ってけよ笑
あぁ、ごめん笑 忘れてた笑
珍しいな笑
授業始めるぞー
《昼休み》
ねぇ、ちょっといい?
はい……
あんたなんなのっ!?教室まで見せびらかすつもり?
別にそういう訳じゃ……
これ以上、海人くんに近寄らないで
部活も来なくていいわ マネージャーなんて足りてるし
わかり、ました……
《教室》
あっ あなた!ちょっとこれ見……
……
あぁ、おい……
《放課後》
ピピ-ッ
よしっ。ちょっと休憩!
あなた……
はい、海人くん!♡
あぁ、ありがとう
どういたしまして♡
なぁ、あなたは?
体調不良で帰りましたよ!?
そっか……
こんな目にあうなら海人くんを避けよう
そう思い、それ以来避けるようになりました
《試合当日》
今日の試合は、3年生にとってはラストの試合だ。悔いの無いよう、全力で頑張ってくれ!!
はいっ!
はい!
はいっ!!
でも、どうしても試合が気になってしまい
海人には内緒でこっそり応援に行きました
あらっ。見に来てたのね笑
試合が気になっちゃって……
まぁ、この辺なら海人くんから遠い端の方だしいいわ。弁当は?
あっ これです。
ありがと まっ、精々心の中で応援してやって
まぁ、海人くんには届かないでしょうけど笑
……
試合が始まった
海人、パス!!
はい!
ガタンッ
あぁ〜、おしいっ……!
私は、少しでも力になれるよう
全力で応援しました
ピピ-ッ
試合終了
結果は……
25-17 で 勝ち!!
やったぁ!!!!!
っしゃー!!
よっしゃー!!
やったー!!
見事に優勝し、私は最後まで見届けることにした
《試合終了後》
海人くん、お疲れ様っ!
サンキュー
はいこれ!
え?
張り切って作っちゃった!笑 良かったら食べて!
マジで!?いただきます
どぉ……!?
……っ!
ちょ、海人くん!!!?
《帰宅中》
優勝できて良かったなー
……あなたっ!!
海人!?
……ハア……ハア……
ど、どーしたの?
ここに居るってことは…… 試合、見に来てくれたの?
え?えっと……
なんでマネージャーとしていなかったの?
それはぁ……
ちょっと来て
えっ?ちょっと……!
《試合会場》
ちょっと……!ってか、こんな所入っていいの?
マネージャーなんだからいいだろ笑 誰もいねーし
そうだけど……
ちょっと、話聞いて欲しくてさ
なに?
俺さ、好きな人がいるんだよね
うん
そいつはさ、すっごい可愛らしくて、料理も上手まいんだ!今日だって、弁当作ってくれたし
そう、なんだ……
おう。だから、俺が今からダンクシュートをする。これが決まったら告白しようと思うんだ!
そっか……。
行くよ?
ダンッ ダンッ ダンッ ガタンッ
あっ……
決まった……!っしゃー!
よかったね……! 告白できるじゃん笑
するよ。俺は……
ドクン ドクン ドクン
あなたが好きですっ!!
えっ?
今日のお弁当、あれあなたが作ったんでしょ?
なんで分かったの?
ちょっと塩が多めの卵焼きなんて、あなたぐらいしかいないからね笑 それに、好きな奴の料理の味なんて、忘れるわけねぇよ……///
海人……
俺と、付き合ってくれますか……?
私の答えなんて決まってる
もちろん……
……はいっ!!
彼の放ったダンクシュートは
私の心にシュートされました
終
----------------------
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