これは 私が高校2年生の頃です
私は昔から自分の事を表現することが難しく
見た目も地味ということがあり
虐められることが多くありました
そんな私に唯一話しかけてくれるのが
幼なじみの彼 京本大我
こんな私だから無理に接しなくてもいいと言っても
彼が嫌だと言って接してくれるのです
クラスの中で絶えず聞こえる話
"あんなやつと接するな"
私はそんな感じに見えてるのだなと思うと
自分からクラスのみんなの接することも無くなりました
それからしばらくして
文化祭の準備期間となった学校では
私は何もすることがなく 教室の端にいることが多くありました
中学生の頃に"整形疑惑"をでちあげられて
虐めれた私は 目立たないようにと髪をのばし
眼鏡をかけて地味をわざと演じてました
その地味な姿に変える前の姿を知っている彼は
前の姿に戻るようにとずっと話してきていました
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!