ー文化祭2日目ー


クラスの女子「わああ！優かっわいい！」


愛衣「やっぱり優似合うなあ」


佳奈「優の隣に並びたくないわ」


メイド服を来てヘアメイクが終わった後みんなに沢山褒められた。


メイド服なん初めてだし、結構恥ずかしい。


愛衣「あれ！優顔赤いよ〜？」


愛衣がいじるように聞いてくる。


優「うっさい！」


佳奈「優は照れ屋だから」


周「あー！優メイド服！」


大きい声が聞こえて振り向くと、別の教室で着替えていた男子達がゾロゾロ入ってきた。


公平「お、似合うじゃん」


優「公平もタキシード似合うね」


奈生「優可愛い！」


周「まじ可愛いね、」


周が照れたように顔を隠して呟くからこっちまで照れてしまう。


もう好きじゃないのに！なんで私動揺するんだ！


優「ありがと」


少し恥ずかしくてお礼を言うと、周達が嬉しそうに笑った。


みんなで店の準備をはじめる。


奈生「今日は一般公開だし、昨日より忙しくなりそう〜」


優「それなあ、売り上げでみんなで打ち上げ行きたいね」


奈生と机を拭きながら2人で話す。


ｶﾞﾗｶﾞﾗ


教室のドアが開いて、生徒会長達が入ってきた。


クラスメイト達は驚いている。


クラスの男子「どうしました？」


クラスの女子「なんだろう」


生徒会長「優！公平！」


いつもクールな生徒会長が満面の笑みで私達の名前を呼んだ。


優「は、はい！」


公平「はい」


生徒会長は私と公平の方に歩いてきた。


生徒会長「やったぞ、バズったぞ！」


生徒会長はそう言って私と公平を抱きしめた。


優「う、あ」


公平「おわ」


2人で驚いて固まる。


女子生徒副会長「見て見て！これ！」


生徒会長から離れて女子生徒副会長のスマホを見ると、私と公平の動画にいいねが沢山ついていた。


優「やば」


クラスの女子「ほんとだー！バズってる！」


クラスの女子「まじじゃん」


クラスの男子「いいねの量えぐ」


クラスの男子「コメントの量もな」


クラスメイト達が生徒会長の話を聞いて、スマホを取り出した。


みんながスマホで学校のアカウントを見て驚いている。


公平「こんな、バズってたんだ」


公平も隣で驚いている。


周「見ろよ！」


周が私と公平にスマホを見せた。


コメント(女の子めっちゃ可愛い🥰)

コメント(イケメンすぎん？)

コメント(美男美女で歌も上手いとかうらやま〜w)

コメント(女の子足ほっそ😶)

コメント(明日2人に会いに行こ💗)

コメント(電車で行って写真撮ってもらお!!)

コメント(絶対付き合ってるやつじゃん)


優「すご〜」


私はコメントを読みながら呟く。


公平「それな」


公平も頷く。


佳奈「なんでそんな他人事なの」


奈生「2人のことなのに」


佳奈と奈生もそばに来て笑った。


愛衣「こりゃあ、優と公平くん今日モテモテだ！」




生徒会長「2人にはほんとに感謝してる。」


生徒会長が微笑んで言う。


優「いやいや、」


公平「俺らは歌っただけで」


女子生徒副会長「今日は忙しくなると思うけど頑張ろうね」


女子生徒副会長が可愛くガッツポーズをした。


優「はい！」


生徒会長「それじゃあ、また様子見に来る」


生徒会長がチラッと時計を見て教室を出ていく。


女子生徒副会長「またね〜！」


公平「優、やったな」


公平が爽やかに笑う。


優「やったね！！」