side:あなた
相変わらず、
ラウールは本当に可愛い…♡
さらさらだな、
髪の毛。
『久しぶりだね、らう。』
ラ「は、はいっ。」
『学校は?ど?』
ラ「元気に過ごしてます…///」
『ふふっ笑』
深「あなた、思春期もいい所の男子高校生を弄ぶんじゃねーぞー笑笑」
『弄んでねーわ‼︎笑笑』
渡「…あなた。」
『ん?』
渡「今日のデュオ曲の事で、相談あんだけど…ラウール、ちょっと、あなたの事、借りてもいい?」
ラ「あ、はいっ!」
『じゃ、ラウール、また後でね。あ、今日、私車できたから帰り、家まで____』
渡「早く行くぞ。」
なんなんだ、コイツ。
私はラウールと別れを告げ
1メートル先の机に座った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!