side:あなた
『女の子限定のアニメグッズ?』
宮田君から連絡が来た。
と思えば、なんだか
アニメのキャラクターグッズを買いに行きたく
しかし、女の子しか買えないグッズ。
紅一点である私が呼ばれたのである。
宮「うん、本当はあなたに迷惑かけたくなかったんだけど、どうしても欲しいんだ。」
『別に迷惑じゃないですよ?笑』
宮「えっ⁉︎」
『宮田君にはいつもお世話になってますから、行きましょ?そのぉ、アニメグッズ?』
宮「いいの…?」
『もちろん。笑…あ、じゃあ、私、抹茶のパンケーキ食べたいのでグッズ買ったら…いいですか?』
宮「もちろん!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!