side:あなた
『いやー、本当に助かったわー!大介もしょぴまる太郎もありがと〜♡』
佐「あなたの最後の言葉に♡が見えたぞ!お主、阿部ちゃんよりもあざといな!」
渡「なに言ってんだよ。笑」
『久しぶりじゃない?3人で出かけるの。』
佐「確かになぁー!」
『今も昔もツンデレなしょぴまる太郎と…今も昔も優しくて可愛い大介と、今も昔も幸せな私。』
渡「おい、勝手に物語つくんなよ笑」
『ふはっ!笑』
でもね
ガチ目に幸せだから。
大介の右手と
しょぴまるの左手を
私の手で握ると、
大介は子犬のように笑って、
しょぴまるは恥ずかしそうに頬を赤くした。
佐「何年ぶりだろうな、手繋いだの。」
『私と大介はYouTubeでも手繋いでるじゃん笑』
佐「だなっ!笑笑」
しょぴまるが
少しだけ握る力が強くなったことは…
目がキラキラしてることは
このオレンジ色の夕陽に誓って
黙っておくことにしようっと。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。