ビュー!!!
なら、そろそろここでお別れの挨拶でもかましていこうかな!
多分、今度の加速に誰もついていけないと思うからね!
シャー!!!!
ビューン!!!
気がつくと、さっきまで目で捉えることの出来た2人の姿は無くなっていた
と、そのままのスピードを保ち続けて降りていく
あ〜、風、めっちゃ気持ちいい!
本当、最強、最高!
これだから、ロードバイクはやめらんないよね!
シャー!!!!
さっきよりもまたスピードを上げて加速していく!
ん?本気なのかって?根は本気だよ?ただ、十分の5くらいしか力は出てないかな〜
舐めてるわけじゃないけど、なんて言うの、調整?
スピード出しながら喋ってるから声大きくないと聞こえないからビックマークつけてるだけだからね???
別に全然全くもって怒ってないから!!
これ、本当だよ!?本当だからね!?
楽しいかって…………?
そんなの、決まってるじゃん
さ、行くよ!ゴールへ!誰よりも早くこの人を届けるために!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。