第122話

セミダブル
10,991
2020/03/09 15:13
レイ(you)
レイ(you)
ただいま〜
ブイライブが終わって宿舎に帰ると、みんなまだ起きていた。明日が、カムバックに向けてのオフだからか、全体的に騒がしい。
エスクプス
エスクプス
あなたー!!!!
ジョンハン
ジョンハン
げ、来た。
宿舎に入った瞬間、スンチョルがすごい速さで飛んできた。
エスクプス
エスクプス
なにあの格好!?なにあのワンピース!?何あれ、可愛すぎるんだけど!?でも、それを全世界にさらしたと思うとっ!!!
ドギョム
ドギョム
どうにかしてくださいよこれ…放送見てからずっとこれで、、
私関係なしにずっと叫んでいるスンチョルを私の部屋まで引っ張った。
レイ(you)
レイ(you)
…スンチョル、
エスクプス
エスクプス
あのパジャマ、もう二度と着ないで、、
スンチョルは、少しだけ拗ねたような表情で私の答えを期待している。
レイ(you)
レイ(you)
そっかー、残念だなぁ。あのパジャマせっかく貰ってきたのに…スンチョルと一緒のときに着ようと思ってたんだけどなぁ
エスクプス
エスクプス
え!?!?
急に元気になった、スンチョルは私に飛びついた。なんか、今日はスンチョルにしっぽが見える。
エスクプス
エスクプス
まじで!?ホントに!?今日、一緒に寝る!
レイ(you)
レイ(you)
…最初からそのつもりだったくせに。
私の部屋にある、セミダブルのベット。これは、メンバーに認めてもらって、すぐに、スンチョルが買ったものだ。丁寧に枕がふたつ置いてある。
エスクプス
エスクプス
まぁ、今日はまだ寝ないけどな。みんな、目が冴えてるよ
レイ(you)
レイ(you)
そうなの?
エスクプス
エスクプス
明後日から本格的に準備が始まるからな…練習室にこもる生活がまた始まるぞ
急にヒョンの顔になったスンチョルが言った。
レイ(you)
レイ(you)
…でも、楽しみじゃん
メンバーにも認めてもらえて、楽しく仕事もしている。こんな、幸せな日があっていいのかと少しだけ思った。

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