第13話

ピンチ
21,556
2019/04/03 14:00
夜中に急に目が覚めて、寝れなくなった。こんなことは初めてで、リビングに行こうと思い、起き上がろうとすると、ドアが開いた。ほぼ反射的に寝たフリをする。
ホシ
ホシ
あなたヌナ、、?
入ってきたのはあなたヌナでディノの方に行くのかと思ったら、迷うことなくクプスヒョンの方に向かった。
レイ(you)
レイ(you)
スンチョル、、、
泣きそうな声がして、驚いた。いつもは弱い所を見せないヌナが、クプスヒョンには見せている。
エスクプス
エスクプス
おぉ、どうした?
レイ(you)
レイ(you)
、、、寂しい
思わず声を上げそうだった。ヌナがまさか寂しいなんて、、、でも、それはすぐ疑問に変わった。
エスクプス
エスクプス
ごめんな、俺のせいだよな。あなたに辛い思いさせたな。
クプスヒョンのせい、、、?ヌナが寂しいのは、ヒョンのせい、?ますます分からなくなる。
エスクプス
エスクプス
待って。
ホシ
ホシ
え!?小声
クプスヒョンの焦るような声が聞こえて、布団の隙間から覗くと、クプスヒョンがあなたヌナのことを後ろから抱きしめていた。
エスクプス
エスクプス
今日だけでいいから、一緒に寝よ。みんなには、明日説明すればいい、間違えただけだって。俺たちの関係は、まだ誰も知らなくていい。
なにか分かった気がした。
レイ(you)
レイ(you)
もうダメだって分かってるのに、忘れられない。こんなにも近くに居るのに、1番遠い。
あなたヌナの泣きそうな声にこの2人がどれだけ苦労してきたかが、滲み出ていた。SEVENTEENを率いるリーダーとして、みんなの頼れるヌナとして、メンバーのお手本であり続けなければならない。
エスクプス
エスクプス
、、、ごめん
レイ(you)
レイ(you)
あやまらないで、誰も悪くない。私も、スンチョルもSEVENTEENになったこと後悔してないでしょ?誰も悪くないんだよ。
クプスヒョンは、あなたヌナを抱きしめて静かに泣いていた。
レイ(you)
レイ(you)
いつか、SEVENTEENが大きくなって、歳をとって、そしたら、、、
エスクプス
エスクプス
もし、そうなったら、結婚しよう。
俺は、プロポーズの現場を目撃してしまった。そして、このことはメンバーには隠しておこうと思った。
でも、2人には俺の前だけでもカップルとしていて欲しい。そんな思いが頭を占めていて、2人がキスをしたのには気づかなかった。

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