第99話

ペンサイン会〜ジュン、ホシ〜
10,841
2020/02/15 16:17
イェリム
イェリム
久しぶりね、ジュナ
ジュン
ジュン
ヌナ…
イェリムヌナは、みんなが思ってるほど悪い人じゃない。俺のそんな思いは、「13少年漂流記」の時に砕かれた。
ジュン
ジュン
ヌナ、もうそんな事やめてよ…!ねぇ、ヌナは何処で間違えちゃったの、?優しかったヌナはもういない?
まだ、練習生になったばかりだった僕は、韓国語が上手く喋れずに、孤立していた。そんな僕に韓国語を教えてくれ、友達を作る手伝いをしてくれたのがヌナだった。
イェリム
イェリム
ごめんね、ジュナ。もう、あのころの私はいないの。ジュナも、私を忘れて?
ジュン
ジュン
こんなの、ヌナじゃない。僕の大切な人達を傷つけないで…ヌナにも傷ついて欲しくないよ。
イェリム
イェリム
ごめんね、、、
ヌナの目の中に少しだけ、罪悪感が見えた。
ホシ
ホシ
…俺は、ヌナのこと許すつもりないからね。
イェリム
イェリム
スニョン…
ホシ
ホシ
たとえヌナが俺の元カノだったとしても、そんな事関係ない。
俺がレイヌナを好きになる2ヶ月前まで付き合っていたのがイェリムヌナだった。別れた原因は、イェリムヌナがクプスヒョンを好きになったこと。
イェリム
イェリム
あの時はごめんねスニョア、私もスニョアもまだ子供だったの。
ホシ
ホシ
ヌナは、今でも子供だ。復讐に囚われて、大事なものを見失ってる。
イェリム
イェリム
スニョンには分からないよ。
どうしてヌナの目はそんなに寂しそうに見えるんだろう…?小さい疑問が俺の中で大きく膨らんだ。

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