退院パーティーが終わると、私たちは直ぐに宿舎に帰った。みんな、はしゃぎすぎて疲れたのか部屋に戻っていく
リビングに残った私とスンチョルはテレビを見ながら、くつろいでいた
最近、スンチョルが少し暗く見えたのはこのせいか…少し納得した私はスンチョルの頭を撫でるようにして手を乗せた。
リーダーは、みんなが思っているほど簡単な役割じゃない。しかも、SEVENTEENというグループは、ウジやホシがリーダーだと思っている人も少なくない。そんな中で、リーダーだと胸を張って言えるのはスンチョルが努力しているからだ。
…スンチョルがその努力に潰されないのが1番なのに、、
私はただ、スンチョルの頭を撫でることしか出来なかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。