第82話

待つことだけ
12,031
2020/01/10 14:44
MV撮影が終わってからも、私たちの練習は続いている。
レイ(you)
レイ(you)
疲れたあ!!!ちょっと、休憩しよ!!!
何回か動きを揃えて、一通り終わったところで私はさけんでたおれた。
ディノ
ディノ
ヌナ、大丈夫ですか?はい、お水です。
レイ(you)
レイ(you)
ありがと、ディノちゃん
ディノちゃんから貰った水を飲むと生き返った気がした。
ミンギュ
ミンギュ
ウォヌヒョン、大丈夫ですか?ホシヒョンより汗かいてますけど…?
ウォヌ
ウォヌ
、、、だいじょぶ
ジュン
ジュン
え、ちょっとウォヌ、本当に大丈夫!?1回座って!!
ジュンの叫び声で、ウォヌのことを見ると、壁に寄りかかっていて、吐き気がするのか、口に手を抑えていた。
レイ(you)
レイ(you)
ウォヌ、大丈夫!?
エスクプス
エスクプス
ジョンハン、マネヒョン呼んできて!!
私が叫ぶのと、スンチョルが叫ぶのは同時だった。ジョンハンが、弾かれたかのように走り出す。
マネージャー
マネージャー
おい、大丈夫か!?ウォヌ、今から病院連れていくから、それまで我慢しろ。クプス、着いてこい。
エスクプス
エスクプス
はい
マネオッパと、スンチョルは急いでウォヌを連れていった。
ドギョム
ドギョム
ひ、ひょん…!
ホシ
ホシ
ヌナ、ウォヌ大丈夫なの、、?
嵐が去ったあとのように静かになった練習室で、2人が呟いた。
ミンギュ
ミンギュ
お、俺もスンチョルヒョンとかについて行く!!
スングァン
スングァン
僕も!
そういった、スングァンとミンギュをジョンハンが止める。
ジョンハン
ジョンハン
行くな。今行ったら、Caratが何が起きたかと心配するだろ?
ミンギュ
ミンギュ
じゃあっ、ジョンハニヒョンはウォヌヒョンのこと心配じゃないんですか!?
ジョンハン
ジョンハン
心配に決まってんだろ!俺だって、本当は行きたいの我慢してるんだよ!!今俺たちにできるのは、待つことだけだから…
ジョンハンが涙目になって言うので、スングァンとミンギュは黙ってしまった。
レイ(you)
レイ(you)
大丈夫。ウォヌは、大丈夫だから。
ジョンハン
ジョンハン
っ…ぐすっ、、
静かになった練習室には!みんなの泣き声だけが響いていた。

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