俺の前に立った、ヌナはあの時と凄く変わっていた。多分、ヒョン達の会話を聞いていなかったらわからなかったと思う。
昔、まだイェリムヌナが普通だった…普通に振舞っていた時、俺はヌナがクプスヒョンとレイヌナの写真を影から撮るのを見ていた。あの時は、ヌナに誤魔化されたんだ。
ヌナがもしクプスヒョンと付き合ってた時の写真を公開されたら…?昔のことでも傷つけられる?
隣のドギョムが少し拗ねたように言った。忘れていた、、ここはファンサイン会だ。
できるだけ笑顔で言った、普通に楽しくペンと会話しているように見せるために。
周りを見渡すと、ヒョン達はこっちを気にしながらペン達と交流していた。ヌナは、それを少し見ると悔しそうに目をふせた。
俺の顔を見たくないとでも言うように直ぐにスングァンの所へ移動した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!