「シェドレツキー。話せたみたいだね。」
「ふふっ、そうだね。
その様子だと責められなかったんだね。」
「シェドレツキー。貴方が悪い必要なんて無いの。
もう全部終わるから。」
「さ、貴方に真実に近づく事を教えなくちゃね。
また来る。全てのシェドレツキーを殺すための準備を終えた。シェドレツキーが。」
「そう。
彼は全てのブライトアイズはシェドレツキーとは幸せになれずに不幸になり、やがて死んでいく……。
そんな現実をアイツに見せられたの。スペクターにね。アイツは彼を洗脳していたわ。」
「そうゆう事よ。でもね、シェドレツキー。
これは貴方が悪い話では無いわ。」
「シェドレツキー。
別の世界のシェドレツキーが全てのシェドレツキーを殺すなら。ブライトアイズはどうすると思う?」
「普通はそうよね。私だって考えなかった。
ブライトアイズはね、シェドレツキーと同じ様に全ての世界のブライトアイズを殺すのよ。」
「言ったでしょう。ブライトアイズ達はシェドレツキーの幸せを願いすぎたのよ。
シェドレツキーの幸せの為、全ての世界のブライトアイズを殺すのよ。」
「でも、正確に言うと…
ブライトアイズは全ての世界のブライトアイズの人格を一つのブライトアイズに統合する……
これに何の目的があるかは分からないわ。」
「…………」
「彼女もこの世界へ来るわ。」
「ふふっ…。そうね。
彼女の意思でこちらに来るわけでは無いのよ。
スペクターが彼女をこの世界へ召喚する。」
「驚くのも当然ね。
でも、もっと大変な事があるわ。
全ての世界のシェドレツキーを殺すシェドレツキー…
"ハックロード"と全ての世界のブライトアイズを殺すブライトアイズがこちらに来て出会えば……
世界がおかしくなる…。本来会えない筈だからね。」
「二人が会うのを阻止しつつ、ハックロードが貴方を殺さない様にすれば良いわ。
貴方は私と同じように覚えてる筈よ。
全て壊れた前の世界を。」
「少し違うわ。
世界が崩壊するのは最後のシェドレツキーが死ぬのと…………ごめんなさい。これは話せないわ。」
「そこは安心して。彼らにはもう話してある。」
「ありがとう。
もちろんキラーの人達にも伝えてあるわ。」
「ふふっ。スペクターは詰めが甘いのよ。」
「…………。
もう行かなきゃだわ。シェドレツキー。
近いうちに会いましょう。」
「えぇ。
必ず貴方が幸せになる結末にするからね。」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。