第18話

18話
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2018/11/06 22:38
朝、目が覚めた時から昨日のことを思い出す。


『俺だけのペットになってくんない?』



その言葉が頭から離れない。



色々考えながら部屋を出ると、そこには亜嵐がいた。
貴方
貴方
なにしてんの?笑
Alan.S
Alan.S
いや〜あなたそろそろ起きるんじゃないかな〜って思って
貴方
貴方
何それ笑
Ryota.K
Ryota.K
あなたちゃーん!
貴方
貴方
あ、涼太

奥から走ってくる涼太。


その後ろには、メンさんと裕太が。
Ryota.K
Ryota.K
今起きたの?
貴方
貴方
そうだよ
Ryota.K
Ryota.K
あのさ、血飲ませて!
Yuta.N
Yuta.N
俺も〜
Mandy.S
Mandy.S
俺も!
貴方
貴方
おっけー、いい…
Alan.S
Alan.S
だーめ!!
Alan.S
Alan.S
あなた?昨日言ったでしょ?
貴方
貴方
あぁ、そっか
Mandy.S
Mandy.S
え?何を言ったの?
Yuta.N
Yuta.N
なんでダメなん?
Ryota.K
Ryota.K
亜嵐くん、独り占めはダメですよ?
Alan.S
Alan.S
あなた!行こっ!
貴方
貴方
え!?まって…

亜嵐は、あなたの手を取り走り出した。



涼太達とだいぶ離れたところまで来て、亜嵐は手を離した。
貴方
貴方
ねぇ、やっぱり亜嵐だけのペットなんてやめようよ
貴方
貴方
皆可哀想じゃない…?
Alan.S
Alan.S
それは無理
Alan.S
Alan.S
あなたは俺だけのペット
Alan.S
Alan.S
あなたは気にしなくていーの!
貴方
貴方
…そう





その頃涼太達は……


Ryota.K
Ryota.K
待ってよ!
Ryota.K
Ryota.K
あ〜あ、どっか行っちゃった
Yuta.N
Yuta.N
亜嵐くんわからんな〜
Mandy.S
Mandy.S
ホントに何を言ったんだろうね笑
Ryota.K
Ryota.K
亜嵐くん…







夜になり、大広間に行くと騒がしい声が。



多分朝のことで言い合ってるんだろう笑



扉を開けてゆっくり中に入ると、隼が凄い勢いで寄ってきた。
Hayato.K
Hayato.K
あなた!もう血飲ませてくれないのっ?
貴方
貴方
えっ?
Ryuto.K
Ryuto.K
隼、そんな勢いよく行くなや笑
Reo.S
Reo.S
あなた血飲ませて
Alan.S
Alan.S
あー!ダメダメ!
Reo.S
Reo.S
なんで
Ryota.K
Ryota.K
亜嵐くんあなたを独り占めしようとしてるんだよ〜
Yuta.N
Yuta.N
それはあかんて〜
Ryuto.K
Ryuto.K
皆のペットちゃんやろ?
Mandy.S
Mandy.S
そうだそうだ〜




言い合いを聞いているのがめんどくさくなり、こっそり大広間から出て、家も出た。
何となく久しぶりに森に行きたくなった。



森に着いて、気分が落ち着いてたその時、



誰かの視線を感じた。



その方向を見ると、見知らぬ男が3人がいた。
お前か、狼坂あなたって奴は
貴方
貴方
は?お前ら誰だよ
俺らはヴァンパイア
貴方
貴方
ヴァンパイア…
お前だろ?白濱達と一緒にいる狼は
貴方
貴方
それが何?
狼は良いって言うからな
血飲ませろよ
貴方
貴方
なんで知らねー奴らに飲ませなきゃいけないんだよ
へぇ〜笑
随分気が強いな笑

ニヤッと不気味に笑った。


その瞬間、他の男2人があなたの身体を抑えた。
貴方
貴方
やっ、めろよ!離せよっ!!

男2人の力には勝てなくて…。


踠いても、掴まれた腕を離すことが出来ずに
男の顔が首元に来て噛まれてしまった。
貴方
貴方
っっ……!
貴方
貴方
やめろっつってんだろ!!

あなたは男達を殴り、その場から駆け出した。


全速力で走り、森から出た。



首を噛まれた時に男を押し退けたせいか、噛まれた部分には血が流れていた。



でも、今はそんな痛みさえ感じない。



皆にバレないように、噛まれた首元をどうにか隠し、家に戻った。



足早に自分の部屋に戻ろうとしたが、どこかへ行っていた私が帰ってきたので、皆は私を無視するわけがなく…。
Yuta.N
Yuta.N
あなた!どこ行ってたん
Mandy.S
Mandy.S
急にいなくなるからビックリしたよ!
貴方
貴方
ちょっと…外に、行ってただけだから
Ryuto.K
Ryuto.K
なんでそんなにハァハァ行ってるん?
Hayato.K
Hayato.K
えっ?体調悪い?熱?
貴方
貴方
走って…帰ってきたから
Reo.S
Reo.S
なに?なんかあったの?
貴方
貴方
いや…なんも、ないけど?
Alan.S
Alan.S
いやいや笑
Alan.S
Alan.S
バリバリ手で首押さえてんじゃん笑
貴方
貴方
あの、ほら、昨日寝てて寝違えた
Mandy.S
Mandy.S
朝押さえてなかったよね?笑
Yuta.N
Yuta.N
嘘つくの下手くそやんけ笑
貴方
貴方
ごめんそれこの間のことだわ
貴方
貴方
森に行ってたんだけど、なんか首痛めちゃって
Ryuto.K
Ryuto.K
気をつけてな〜?
貴方
貴方
うん、ありがと
貴方
貴方
だからさ、皆血飲むの少し待ってくれない?笑
Ryota.K
Ryota.K
いい、、
Hayato.K
Hayato.K
全然大丈夫だ、、
Alan.S
Alan.S
いいよ!早く首治してね?
貴方
貴方
ごめんね笑
Alan.S
Alan.S
全然!

自分の部屋に向かうあなた。
Ryota.K
Ryota.K
亜嵐く〜ん?
Alan.S
Alan.S
ん?
Hayato.K
Hayato.K
ん?、じゃないですよ!
Hayato.K
Hayato.K
あなたのことまだ独り占めするつもりですか!
Alan.S
Alan.S
だって〜、俺あなたのこと好きなんだもーん
Ryota.K
Ryota.K
俺も好きだよ?
Hayato.K
Hayato.K
僕も好きです!
Ryuto.K
Ryuto.K
おいおい笑
Ryuto.K
Ryuto.K
なんやねん皆して笑
Ryuto.K
Ryuto.K
ま、俺もやけどな!
Yuta.N
Yuta.N
俺も好きやで、あなた優しいし
Mandy.S
Mandy.S
俺も!
Reo.S
Reo.S
俺は昔から好きだったし
Alan.S
Alan.S
玲於がー?笑
Reo.S
Reo.S
玲於がー?って笑


皆のあなたを思う気持ちは変わりません…

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