第22話

22話
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2018/12/12 10:31

私は走って亜嵐の部屋へ向かった。




今まで私は亜嵐からの気持ちを受け取らないようにしていた。




だけど、いつの間にか


私は自分の気持ちから逃げていたのかもしれない。




自分のことを好きって言ってくれる亜嵐を、好きにならないようにしていたのかもしれない。




でも、今はもう違う。




自分の気持ちに正直になろう。




そして、亜嵐の気持ちに応えよう。




私は亜嵐の部屋のドアを開けた
貴方
貴方
亜嵐?

亜嵐は部屋の電気を付けずにベットにうつ伏せになっていた。
Alan.S
Alan.S
なに、
貴方
貴方
ごめんって、拗ねないで?
Alan.S
Alan.S
だって、涼太くんにキスされてあなた照れてたもん
貴方
貴方
そんなに落ち込まないでよ笑
Alan.S
Alan.S
落ち込むよ!
Alan.S
Alan.S
俺はあなたの事好きなんだから…

なんでそんなこと普通に言うの?



益々好きになっちゃうじゃん…
貴方
貴方
…ねぇ亜嵐?
Alan.S
Alan.S
なに?
貴方
貴方
私…亜嵐が好き
Alan.S
Alan.S
え!?
貴方
貴方
私は狼花しか信じてなかった
貴方
貴方
他の奴らはどーせ裏切るから
貴方
貴方
信じたことも、もちろん好きになったことだってなかった
貴方
貴方
でも、みんなは違った
貴方
貴方
私に優しくしてくれて、私が襲われた時助けに来てくれた
貴方
貴方
亜嵐はずっと私の事好きって言ってくれてて
貴方
貴方
好きになるはずがないって思ってたのに
貴方
貴方
いつの間にか亜嵐のことが好きになってた
Alan.S
Alan.S
そっか、
Alan.S
Alan.S
…あなた?
Alan.S
Alan.S
これからもずっと俺と一緒にいてくれない?
貴方
貴方
もちろん
貴方
貴方
亜嵐一緒にいたいから


亜嵐はベットから降りて、あなたを抱き締めた。
Alan.S
Alan.S
もう涼太くんとかにキスはさせないから
貴方
貴方
わかった笑
Alan.S
Alan.S
もう好きじゃない、
貴方
貴方
え?
Alan.S
Alan.S
愛してるよ、あなた
貴方
貴方
私も

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