私は走って亜嵐の部屋へ向かった。
今まで私は亜嵐からの気持ちを受け取らないようにしていた。
だけど、いつの間にか
私は自分の気持ちから逃げていたのかもしれない。
自分のことを好きって言ってくれる亜嵐を、好きにならないようにしていたのかもしれない。
でも、今はもう違う。
自分の気持ちに正直になろう。
そして、亜嵐の気持ちに応えよう。
私は亜嵐の部屋のドアを開けた
亜嵐は部屋の電気を付けずにベットにうつ伏せになっていた。
なんでそんなこと普通に言うの?
益々好きになっちゃうじゃん…
亜嵐はベットから降りて、あなたを抱き締めた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。