私 は よ く 小 さ い 時 仲 間 外 れ に さ れ て た 。
他 の み ん な と は 違 う 。
周 り の 大 人 達 も 私 に 冷 た い 視 線 を 向 け て い た 。
も ち ろ ん 優 し く し て く れ る 人 も い た 。
当 時 の 私 な ら 優 し く 接 し て く れ た 。
と 思 う だ ろ う 。
で も 実 際 は そ う で は な か っ た だ ろ う 。
表 は 優 し く し て い た か も し れ な い け ど 、 裏 で は 気 味 悪 が っ て い た か も し れ な い 。
私 は 普 通 じ ゃ な い 。
人 間 じ ゃ な い 。
私 は 狼 だ か ら ___ 。
思 考 な ど も 普 通 の 子 と は 違 か っ た 。
そ の 時 か も し れ な い 。
ア イ ツ ら と 会 っ た の は ___ 。
涼太が指した先には独りぼっちの女の子
玲於が女の子の所に走っていった
玲於が独りぼっちの女の子に話しかけた
急に話しかけられてびっくりしている女の子
静かに頷く女の子。
その顔はどこか寂しそう…
また静かに頷く
あなたは急に来た龍友くん達に怯えている。
涼太はあなたの目線に合わせてしゃがんだ。
涼太は小さい子に対しても王子だ。
あなたは警戒などせず素直に答えた。
そう言って涼太はあなたの小さな手を優しく握って、すぐ近くの公園に向かった。
その後、龍友達とあなたで遊んだ。
あなたの寂しそうな顔も楽しそうな顔にどんどん変わっていって……
やがて夕方になり、あなたは帰る時間になった。
そう言うあなたに玲於がゆっくり近づいて、あなたの目線に自分の目線を合わせた。
そう言うと玲於はあなたの頭に手を置き、ポンポン…とした。
あなたが見えなくなったら、玲於は先程の楽しい雰囲気とは一変し、
真剣な顔をして皆に口を開いた。
あなたって狼だよね___。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。