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第36話

五日目の朝
人は脆い
たったあれだけの出血で死んでしまう
いいえ、人だけじゃない
この世に生きる全ての生き物は、弱いのよ
この屋敷に来てから、清々しく感じる朝なんてあったかしら?
七森 瑞樹
七森 瑞樹
ふー
くぅっと、ベッドの上で伸びをする
よく寝たわ
とりあえず、顔を洗って軽く口をゆすぐ
用意された朝食を有難く頂き、歯磨き
一通りのことを終えると、スマホの電源をつけた
そろそろ充電がないわ・・・・・・というか逆にここまでよく持ちこたえたわね
一切の通知が来ていないスマホの画面を見ながら、私は昨夜のことを思い出す
今考えても、震えが止まらない
なんて快感なの・・・・・・人を殺すのがダメだなんて、法律ってひどいわね
また人を殺せるわ。今生き残っているのは木乃葉、澪、誠也だもの
今日は澪を処刑する流れに持っていって、それから木乃葉を喰らいましょう
今から考えるだけでも胸が高鳴る
七森 瑞樹
七森 瑞樹
ふふふ・・・・・・楽しみね
にっこりと、私は一人で笑った





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆




今日は誰が死体を見つけるかしら
涼の時は、部屋のドアが開かれていたからすぐに気づいたけれど
私、閉めてきちゃったのよね
まあいいわ、どのみち議論が始まる前に、佳乃が来ていないならわかることよ
そう思い、私は手帳をお守り代わりに持って、部屋を出た
ドアを後ろ手で閉めて、ふっと右を見る
開いている・・・・・・誰かが開けたの?
紗奈・・・・・・かしら。それとも協力者?
七森 瑞樹
七森 瑞樹
見ていきましょう・・・・・・
足音を鳴らしながら、廊下を進む
佳乃の部屋の中を覗くと、佳乃はそこで血まみれになって死んでいた
・・・・・・悲鳴、あげとこうかしら
七森 瑞樹
七森 瑞樹
きゃあぁぁぁぁ!
得意の演技で、私は後ずさる
今はもう誰もいない、かつての翔の部屋のドアに背中がどんっと当たる
ガクガクと足を震わせていると、悲鳴を聞き付けた誠也と澪が私の元へ走ってくる
市ヶ谷 澪
市ヶ谷 澪
どうしましたの?!
菅 誠也
菅 誠也
何かあったのか?
七森 瑞樹
七森 瑞樹
よ、佳乃・・・・・・佳乃が
佳乃の部屋の中を指さすと、誠也が下唇を噛み締め、私を押しのけて部屋を覗く
澪は心配げに私の方を見てくれていた
青い顔の私を、ぎゅっと抱きしめてくれる
───まあ、殺したのは私、なんだけれど
心の中で罪悪感の欠片もわかない言葉を呟いて、私は澪の肩に腕を回した

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りぃあ
りぃあ
ファンタジー・ホラー好きな人見知り(遠回しに言ってるけどコミュ障)です。 小説素人で更新は亀さん。他のアプリでも小説執筆中ですがペンネームは違います。 お気に入り登録・フォロー・コメント・いいねしてくれると嬉しいです。 LJC。 フォロバ100% 最近はYouTube好き。 好きなもの→バンドリ・人狼ジャッジメント・ボカロ・アニソン・魔法とかそーゆー系・グロいの(幽霊とかは無理)・HIMEHINA・KUN・まーしー。・黒澤まどか&弟の姉 涙脆いです。すぐ泣きます。 男の子より女の子が好きです。 『1%でも成功する可能性があるのなら、私はそれに賭けるよ。諦めるのが一番ダメなことだから。奇跡を願わない限り、幸福は訪れないってわかってるから。だから私は、今やるべきことをやるって決めたんだ』
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