無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第26話

議論 Ⅰ
七森 瑞樹
七森 瑞樹
よし
まみさんの手帳を持って、カードや食器はそのままに、私は部屋を出た
ぎゅっと胸に抱きしめて、階段へと向かう
その時
青谷 木乃葉
青谷 木乃葉
きゃあぁぁぁぁ!
同じように、部屋から出てきた木乃葉が、叫んだ
突然のことに、まだ部屋にいたみんなが顔を出す
七森 瑞樹
七森 瑞樹
ちょ、ちょっとどうしたの?
菅 誠也
菅 誠也
おい、なにがあった?
ぱたぱたと木乃葉に駆け寄る
木乃葉は憔悴しきった顔で、向かいの部屋───涼の部屋を指さした
指さした方に目を向けて、私は目を疑う
黒崎 あかり
黒崎 あかり
えー、なんかあったー?
市ヶ谷 澪
市ヶ谷 澪
何かありましたの?
宮田 佳乃
宮田 佳乃
さあ・・・・・・
木下 翔
木下 翔
部屋がどうかし・・・・・・っ!
遅れて集まった四人も、部屋の方を見た
わずかに、涼の部屋のドアが開いていた
その隙間から見えるのは───血塗れになった、涼の死体
死体と断言出来るのは、涼からの出血量が半端ではないから
涼の首筋あたりから血が噴き出している
そしてその血は、部屋の周囲に飛び散り、まるで雨が降ったかのよう
そしてそれは、隙間から飛び出したのか、廊下にまで水玉をつくっていた
菅 誠也
菅 誠也
っおい!
足が震えている木乃葉を私にあずけ、誠也は脚でドアを蹴り飛ばした
さらに部屋の中があらわになる
見せてはいけない
本能的にそう悟り、動けずにいる木乃葉の目を手帳を持っていない方の手で塞いだ
そこには、涼が椅子にもたれて死んでいた
真っ赤に染まった部屋に、私は言葉を紡ぐことが出来なかった





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆




10時までに下に降りなければ、殺される
そうわかっていたから、私たちは涼の死体を放置して階下へ降りた
まさか、こんなことになるなんて・・・・・・
木下 翔
木下 翔
なんてことだ・・・・・・
宮田 佳乃
宮田 佳乃
なんであんな姿に・・・・・・誰がやったのよ!
菅 誠也
菅 誠也
落ち着け、佳乃。仕方ないじゃないか。向こうも必死なんだ
向こうも、必死・・・・・・つまり、そういうことね
要するに、涼は本物だったんだわ・・・・・・
そして、10:00
ひゅっと現れた紗奈は、無表情のまま辺りを見渡す
大空 紗奈
大空 紗奈
7名の参加を確認しました。
これより、人狼ゲームを開始します
淡々とゲームの始まりを告げた
大空 紗奈
大空 紗奈
制限時間は5分間です。時間の延長は1回のみとし、120秒の延長が可能です。では、ゲームスタート
電子時計は時を刻み始めた
菅 誠也
菅 誠也
今日の、被害者は涼だった・・・・・・つまり、分かるか?
重々しく口を開いた誠也
わかってるわ・・・・・・
七森 瑞樹
七森 瑞樹
霊能者の結果は、人狼じゃなかったってこと、よね?
菅 誠也
菅 誠也
ああ、そうだ
黒崎 あかり
黒崎 あかり
ふーん。あっそ
あかりは開き直ったようで、興味なさげに爪をいじりだす
宮田 佳乃
宮田 佳乃
あかりは偽ってことね
市ヶ谷 澪
市ヶ谷 澪
そのようですわね・・・・・・でしたら、私と瑞樹の潔白は証明されたようなものですわ
木下 翔
木下 翔
?どうしてです?
青谷 木乃葉
青谷 木乃葉
たしかにそうですね。涼さんが本物なら、涼さんが人狼じゃないですって言ったお二人は確定で市民陣営です!
嬉嬉として人差し指を立てながら、翔へ潔白を証明する木乃葉
自分のことでもないのに・・・・・・変な子ね

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

りぃあ
りぃあ
ファンタジー・ホラー好きな人見知り(遠回しに言ってるけどコミュ障)です。 小説素人で更新は亀さん。他のアプリでも小説執筆中ですがペンネームは違います。 お気に入り登録・フォロー・コメント・いいねしてくれると嬉しいです。 LJC。 フォロバ100% 最近はYouTube好き。 好きなもの→バンドリ・人狼ジャッジメント・ボカロ・アニソン・魔法とかそーゆー系・グロいの(幽霊とかは無理)・HIMEHINA・KUN・まーしー。・黒澤まどか&弟の姉 涙脆いです。すぐ泣きます。 男の子より女の子が好きです。 『1%でも成功する可能性があるのなら、私はそれに賭けるよ。諦めるのが一番ダメなことだから。奇跡を願わない限り、幸福は訪れないってわかってるから。だから私は、今やるべきことをやるって決めたんだ』
ホラーの作品もっと見る
公式作品もっと見る