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第35話

四日目の夜 Ⅱ
私は鋭く尖った爪で、首筋のあたりを引き裂いた
血が、さっきとは比べ物にならないくらいに噴き出す
血を失いすぎたせいか、いつの間にやら佳乃から力は抜けていた
七森 瑞樹
七森 瑞樹
・・・・・・ふぅ
未だに血の流れる首筋から歯を抜いた
唇についた血をぺろりと舐める
大量出血による失血死ってところね
もしくは出血性ショック死かしら
なんて、冷静に死因について思案していた
天井からぽたぽたと血が滴り、私の髪の毛に落ちた
───シャワー、浴びなきゃ
そう呟いて、佳乃の死体をベッドの上に放置し、鍵を開けて、私は赤に変わった部屋を後にした





☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆




七森 瑞樹
七森 瑞樹
ふぅ・・・・・・
返り血の着いた服は籠の中に放り投げ、私は1人でシャワーを浴びた
佳乃の血は綺麗さっぱり落ちた
鏡を見ても、洗い残した血はない
いつもの私の顔が映るだけ
七森 瑞樹
七森 瑞樹
にしても・・・・・・
今考えても、ゾクッと背筋が震える
震えを抑えるように、私は自分を抱きしめる
ぺたんと、洗面所の床に座り込んだ
ああ、なんて
───なんて気持ちいいの
七森 瑞樹
七森 瑞樹
人を殺すことが、ここまで快感だなんて思わなかったわ・・・・・・
血の味、爪で皮膚を引き裂いた感覚、歯を突き刺した肉の感触
今まで体験したことの無い気持ちよさ
ああ、また殺したい。噛み殺したい。人狼になってよかったわ
歓喜にうち震える体をぎゅぅっと再び抱きしめ、私はフラフラと立ち上がる
それでも耐えきれなくて、床に足をつけた途端に膝から崩れ落ちた
七森 瑞樹
七森 瑞樹
ふふふ・・・・・・あはははっ
私の笑い声がいつまでも、部屋中に響いていた

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りぃあ
りぃあ
ファンタジー・ホラー好きな人見知り(遠回しに言ってるけどコミュ障)です。 小説素人で更新は亀さん。他のアプリでも小説執筆中ですがペンネームは違います。 お気に入り登録・フォロー・コメント・いいねしてくれると嬉しいです。 LJC。 フォロバ100% 最近はYouTube好き。 好きなもの→バンドリ・人狼ジャッジメント・ボカロ・アニソン・魔法とかそーゆー系・グロいの(幽霊とかは無理)・HIMEHINA・KUN・まーしー。・黒澤まどか&弟の姉 涙脆いです。すぐ泣きます。 男の子より女の子が好きです。 『1%でも成功する可能性があるのなら、私はそれに賭けるよ。諦めるのが一番ダメなことだから。奇跡を願わない限り、幸福は訪れないってわかってるから。だから私は、今やるべきことをやるって決めたんだ』
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