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第38話

議論 Ⅱ
青谷 木乃葉
青谷 木乃葉
えっ?それなら私が狼だって言うんですか?
市ヶ谷 澪
市ヶ谷 澪
い、いえ、そういう訳ではありませんわ。ですが・・・・・・
出たわ。澪の優柔不断で友達を庇い、自分が疑われる流れが
小学生の時も、誰かがクラスメイトの赤ペンを盗んだっていって、疑われた子を庇っていじめられてたものね
あるあるなケースだわ。ほんと、正義感が強いのか何なのか
七森 瑞樹
七森 瑞樹
木乃葉、澪は私を庇っただけよ・・・・・・親友だもの。当たり前でしょう
青谷 木乃葉
青谷 木乃葉
それならいいですけど
少し怒ったような木乃葉を宥め、私は誠也の方を向いた
七森 瑞樹
七森 瑞樹
私として・・・・・・木乃葉の狼はこの前言ったようにゼロに近い。だから私は澪の処刑を希望するわ
市ヶ谷 澪
市ヶ谷 澪
・・・・・・っ!
隣で息を呑む澪の小さな悲鳴が聞こえる
私なら、自分のことを庇ってくれるとでも思ってたのかしら?
馬鹿ね。誰でも自分の身が可愛いに決まってるわ
七森 瑞樹
七森 瑞樹
襲撃の被害者が出なかった日、つまり呪われし者が覚醒した夜の次の議論の時間。疑われるのは木乃葉、翔、佳乃の3人。覚醒を狙って木乃葉を襲撃し、失敗した場合二択になってしまう。木乃葉で覚醒を狙うならば、私か澪を襲撃し、確定市民を一人減らしてから、翌日三択にするのが最善策よ。もしかしたら、そこで覚醒が起きるかもしれない。それしか狼が勝つ手はないもの
菅 誠也
菅 誠也
・・・・・・ああ。それはわかっている。だから木乃葉が襲撃され、覚醒したという懸念は薄い
七森 瑞樹
七森 瑞樹
そうよ。それを踏まえて、消去法で私の狼の選択肢は澪しかない・・・・・・
ここまで言ったのよ、満足だわ
苦い顔をして考え込む誠也に、私はもう言い尽くした
たとえ小学校からの付き合いである澪を切り落としても、私は生き残ると決めた
市ヶ谷 澪
市ヶ谷 澪
・・・・・・私は、いつまでも瑞樹ちゃんの味方ですわ。このゲームに巻き込まれた時から、心に決めてましたもの
ゆっくりと閉じた目を開き、薄く笑いながら澪は私の方を向く
その天使のような笑みに、一瞬戸惑った
信じていたであろう私に切られたのに、何故そんな笑顔を向けるの
市ヶ谷 澪
市ヶ谷 澪
私、信じていますわ。きっと瑞樹ちゃんがこのゲームを終わらせてくれると
このゲームを終わらせる。つまり、生き残れると
それは、私が狼であると言っているようなもので
でもそれをはっきりと、澪は口にしなかった
───今、私は狼になり、澪を切り捨てたことを後悔した
澪は全てをわかった上で行動している
私に生き残ってもらうために
私が自分を守るために澪を切り捨てたように、澪もまた、私を守るために木乃葉と誠也の命を切り捨てたのだと

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りぃあ
りぃあ
ファンタジー・ホラー好きな人見知り(遠回しに言ってるけどコミュ障)です。 小説素人で更新は亀さん。他のアプリでも小説執筆中ですがペンネームは違います。 お気に入り登録・フォロー・コメント・いいねしてくれると嬉しいです。 LJC。 フォロバ100% 最近はYouTube好き。 好きなもの→バンドリ・人狼ジャッジメント・ボカロ・アニソン・魔法とかそーゆー系・グロいの(幽霊とかは無理)・HIMEHINA・KUN・まーしー。・黒澤まどか&弟の姉 涙脆いです。すぐ泣きます。 男の子より女の子が好きです。 『1%でも成功する可能性があるのなら、私はそれに賭けるよ。諦めるのが一番ダメなことだから。奇跡を願わない限り、幸福は訪れないってわかってるから。だから私は、今やるべきことをやるって決めたんだ』
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